「落とす」シミケア

「落とす」シミケア

2018年1月17日

この記事の監修者
薬剤師・アロマセラピスト
三矢朝美 先生

シミが出来てしまった!!と気づいたあなた、まず初めに何をしますか?いつもの化粧品を美白のものに切り替える、UVケアを強化する、カバー力の高いメイクで隠す…。もちろんどれも間違っていないケアですが、実はシミは、「落とす」ケアと深い関係があります。今あるシミが気になる方、これからのシミ予防にも、「落とす」ケアに着目してみてください。

 

間違った「落とす」ケアがシミを増やしている!?

シミの原因と言えば紫外線ですが、実は紫外線以外にも、
シミの原因になっていることがあります。それは、クレンジングです。
メイクをきちんと落としきれていなくて、肌の上に残ってしまうと、
メイクは酸化して、シミやくすみの原因に。 逆に、メイクをしっかり落とそうと
強い洗浄成分の配合されたクレンジングで ゴシゴシこすると、
摩擦により色素沈着を起こして、シミの原因となるのです。
メイクを落としきれなくても、落とし過ぎても、シミの原因になるので、
正しいクレンジング法を身に着けることが大切です。


<シミができるメカニズム>
シミの元メラニンは、活性酸素で出来ます。紫外線を浴びるとシミが出来るのは、
紫外線が活性酸素を大量に発生させるからです。落としきれず肌に残ったメイクも、
酸化して活性酸素を出します。また、肌をゴシゴシとこすった摩擦により
炎症を起こした場所でも、活性酸素が発生します。

 

シミを作らないクレンジングの選び方

メイクをしっかり落としてくれるクレンジングといえば、
洗浄力の高いものになりますが、それだけ肌への刺激も強いということになります。
洗浄力の高いものでゴシゴシとこすってしまうと、肌が炎症を起こし、
色素沈着=シミの原因となってしまいます。
しかし、しっかりめのメイクをしているのに、肌に優しく、
弱い成分が配合されたクレンジングを使っていると、
メイク汚れが肌に残ってしまうことも。クレンジングによるシミを防ぐには、
自分のメイクと肌質に合ったクレンジングを選ぶことが大切なのです。

 

<クレンジングの種類>

●クレンジングオイル
最も洗浄力が高い、オイルクレンジング。余分な皮脂やメイク脂もしっかり落とすので、オイリー肌の方や、しっかりめのメイクを好む方向きです。

●クレンジングシート
シートにクレンジング成分がしみ込んだタイプで、拭き取るだけでメイクが落とせます。簡単にメイクを落とせる優れものですが、肌への摩擦は強いです。

●クレンジングジェル
ジェルがメイクを包み込み、するっと落とします。弾力のあるジェル状のテクスチャーは、摩擦による刺激を抑えて、強くこすらずメイクを落としてくれます。

●クレンジングミルク
肌に一番刺激の少ないタイプのクレンジング。なめらかなテクスチャーは、
肌に優しくなじみます。乾燥肌の方や、敏感肌の方向きのクレンジングです。

●クレンジングクリーム
油分が多くこってりとしたクリームタイプのクレンジングは、手と肌の間でクッションのような役割をしてくれるので、摩擦が起きにくいです。皮脂を落とし過ぎず、しっとりとした洗い上がりになるので、乾燥肌の方におすすめです。

 

シミを作らないクレンジング法

自分に合ったクレンジング剤を選んだら、自身のクレンジング法も見直してみて。丁寧なクレンジングを心がけることで、シミのない、美しい肌を守ることができます。

1.髪をまとめる
顔に髪がかからないように、ピンやヘアバンドなどで髪をまとめます

2.ポイントメイクから落とす
アイラインやマスカラなどの目元、口紅などの口元の濃いメイクから、馴染ませます。
指の腹でくるくると馴染ませて、こすりすぎないようにします。

3.Tゾーンになじませる
顔全体の中で皮脂が多めなTゾーンのメイクとなじませます。
顔の中心から外側に広げていきます。

4.手早くすすぐ
ぬるま湯(30度から35度程度)で手早くすすぎます。洗浄力の強いクレンジング剤を顔に長時間のせると刺激になるので、1分以内で洗い流しましょう。

メイクがきちんと落ちているか不安な時は、クレンジング後に洗顔をしましょう。
クレンジングを2回行うよりも、洗顔でしっかり落とすほうが、肌への負担が少なく、効果的です。

 

シミを作らない洗顔法

クレンジングがメイク汚れを落とすのに対し、洗顔料は、皮脂など肌の汚れを
落とします。役割が違うので、基本的にはダブル洗顔することがおすすめです。

<洗顔のポイント>

①たっぷりの濃密な泡で洗う
泡の量が少なかったり、つぶれやすい粗い泡だと、肌と手の間にクッションができず、
肌をこすることになり、シミの原因になります。
肌の上で、たっぷりで濃密な泡を転がすように洗いましょう。
たっぷりで濃密な泡を作るには、丸めた手のひらに洗顔料をのせ、泡立てる方の手を
細かく動かします。その際、水を少しずつ加えるとうまく泡立ちます。泡立てネットは、簡単にたっぷりの濃密な泡を作ることができますので、活用しましょう。

②お湯の温度に注意!
洗顔に最適な温度は、30~35℃です。熱いお湯や、強いシャワーの刺激は
乾燥の原因になりますので、ぬるま湯で優しく洗い落としましょう。

③タオルは柔らかいものを用意!
タオルで肌をこするのも、シミの原因に。タオルは、柔らかく肌あたりのいいものを選びましょう。顔を優しく包み込んで、水分をポンポンと吸い取るように拭きましょう。

 

今あるシミにも洗顔は効果的

肌は、日々ターンオーバー(生まれ変わり)を繰り返して
新しい細胞と入れ替わっています。正常なターンオーバーの周期は
約28日間といわれていますが、長年紫外線のダメージが蓄積すると、
メラニンが過剰に作り続けられるようになり、ターンオーバーも乱れがちに。
メラニンがうまく排出されず皮膚内部に蓄積され、シミになります。
さらに年齢を重ねると女性ホルモンの減少とともに、ターンオーバーの機能が衰えてきますので、古くなったシミが消えにくくなってしまいます。
今あるシミを薄くしていくには、肌のターンオーバーを整えて、
蓄積された古い角質を取り除いていくことが改善を促すことになりますから、
毎日優しく丁寧に洗顔することはシミのために効果的なのです。

さらに、シミのためには、美白効果のある洗顔料を活用するのがおすすめです。
美白洗顔料には、蓄積されたメラニンや古い角質が取り除ける効果のあるものや、
美白成分が配合されているので、ターンオーバーの乱れを正常に整えて、
透明感のある肌へと導いてくれます。洗顔後は、美白効果のある化粧品を使いましょう、
乾燥はシミやくすみの大敵となりますので、乾燥にも効果の高い美白化粧品がおすすめです。

毎日UVケアを頑張っていても、クレンジングや洗顔でシミを増やしてしまっては、
本末転倒です。自分に合った丁寧なクレンジングと洗顔を心がけて、
シミゼロ肌を目指しましょう!