くすみ、ごわつき、敏感肌・・・疲れた初夏の肌を立て直す

くすみ、ごわつき、敏感肌・・・疲れた初夏の肌を立て直す

2018年5月30日

この記事の監修者
薬剤師・アロマセラピスト
三矢朝美 先生

5月は一年の中で過ごしやすい時期ですが、気温の上昇や紫外線量が多くなり、肌にとっては過酷な環境です。顔色がくすんできたり、肌がゴワついてきたり、様々なトラブルが現れます。そんな初夏の疲れた肌を健康美肌に導いてくれる、お手入れ方法をお教えします!

 1.5月の肌を取り巻く環境

春が終わり暖かくなってきた5月の肌は、どんな環境にさらされているのでしょうか。

①紫外線

1年間の中で紫外線量のピークは5月~8月。今の時期、毎日大量の紫外線が降り注いでいます。1日の中での紫外線のピークは昼の12時ごろですが、朝10時にはすでに紫外線はかなりの量に達し、14時ごろまで続きます。また、曇った日でも快晴の約60%程度の紫外線量があります。

また、紫外線により肌の角質層の水分を保つ成分天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質が不足してしまい、乾燥したり、ゴワついたりします。天然保湿因子や細胞間脂質が不足すると、肌表面の潤いが保たれないだけでなく角質層が隙間だらけになるので、紫外線などの外部からの刺激を受けやすい敏感肌状態に。

②汗

暖かくなってくると汗をたくさんかくようになりますが、汗をかくと肌の内部が水分不足に。また、汗は蒸発するときに、肌表面の潤いを一緒に奪ってしまいます。そのため、こまめに汗を拭くことが大切ですが、タオルで強くこすると摩擦で肌に傷がつき乾燥を招いてしまうので、要注意。タオルで軽く押さえるように拭き取りましょう。

③冷房

電車やデパート、会社では、この時期から冷房がかかり始めます。冷房は肌の水分を奪うので、乾燥やゴワつきの原因となります。また、冷房で身体が冷えると血行不良になり、くすみの原因にも。

 

2.初夏の肌トラブル

【乾燥・ゴワつき】
肌がゴワつく原因は、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の乱れ。肌は古い角質が剥がれ落ちて、新たな細胞が肌表面に現れるターンオーバーを繰り返しますが、通常約28日間で生まれ変わるのに、このサイクルが乱れてしまうと古い角質が肌表面に残るため、肌はゴワついてしまいます。初夏の肌は、紫外線や冷房などで肌が乾燥しているため、ターンオーバーが乱れやすく、ゴワつきやすくなるのです。

【敏感肌・ほてり】
5月は紫外線が強くなる時期。UV対策を万全にしていても、紫外線を繰り返し浴びていると、肌内部のバリア機能が低下し、水分が蒸発しやすくなるため、乾燥が進みます。バリア機能が低下した肌は無防備で、刺激を受けやすい敏感肌状態。肌の内部にまで紫外線が入り込んでしまうため、乾燥はさらに進み、肌が固くなってゴワついたり、たるみや色素沈着を引き起こします。また、肌が炎症を起こしてほてり、常に赤みを帯びてしまいます。

【くすみ】
ターンオーバーが乱れ、肌表面の古い角質が剥がれ落ちないと、角質肥厚になり不透明なくすみ肌になります。また、乾燥や血行不良も起こりやすいので、さらに肌がくすみやすくなります。

 

3.初夏の肌トラブル解消法

初夏の肌トラブルを改善するには、「角質ケア」「保湿」「UV対策」が重要です。

【角質ケア】


ターンオーバーが乱れて肌表面に残った古い角質。そのままにしておくと、肌全体がゴワついてくすみ、化粧水などスキンケアの浸透も悪くなってしまいます。古い角質をしっかり落としてターンオーバーを正常に保つのに大切なのは、洗顔です。週1~2回、タンパク質や脂質を分解する働きをもつ酵素洗顔やピーリングを取り入れましょう。

 

【保湿】

汗や皮脂で一見潤っていると勘違いしがちな、この時期の肌。さっぱりとした使い心地のスキンケアを選びがちですが、しっかりと保湿する必要があります。敏感肌やゴワつき、くすみなど、様々な肌トラブルは、乾燥が主な原因。乾燥した肌には、化粧水で水分をたっぷり与えましょう。朝晩の保湿には、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれた化粧水がおすすめです。紫外線をたっぷり浴びた日や、ゴワつき・くすみやほてりが特に気になる時は、化粧水をたっぷりと含ませたコットンパックなどで、集中ケアしましょう。化粧水で肌をしっかり潤わせたら、最後は潤いを閉じ込めるために油分でフタを。クリームが重過ぎると感じる方は、乳液や保湿ジェルなど、軽めの使い心地のものがおすすめです。

 

【UV対策】


肌トラブルが起こっている肌は、紫外線によるダメージをより受けやすい状態。紫外線が肌内部まで入り込むと、たるみやしわ、シミなど、深刻な肌老化へと進行していきます。朝だけでなく、日中も日焼け止めをこまめに塗り直してしっかりと紫外線を防ぎましょう。日傘や帽子、サングラスも活用してください。

 

4.初夏の肌を立て直す食材

肌のお手入れは、スキンケアなどの外側からのケアだけでなく、食べ物などで内側からも行うとさらに効果的。この時期の肌と身体に必要な栄養素を意識して摂ると、紫外線を吸収しにくくなったり、肌を潤わせてくれたりします。

ビタミンC


ビタミンCは、強力な抗酸化作用があり、紫外線による色素沈着を防いでくれます。また、肌の潤いに欠かせないコラーゲンを生成する際に助けとなる栄養素です。

【ビタミンCを豊富に含む食べ物】

キウイフルーツ・パプリカ・ゴーヤ など

ビタミンCは熱に弱いのでお料理に使う際は、火をサッと通すだけにしましょう。また、レモンやみかんなどの柑橘類は、朝食べて紫外線を浴びると、シミや色素沈着の原因になる場合がありますので、なるべく夜に食べるようにしましょう。

 

②セラミド


セラミドは、保湿効果があるため、この時期の乾燥した肌におすすめの栄養素です。また、紫外線などの外部刺激から肌を守ってくれます。

【セラミドを豊富に含む食べ物】

こんにゃく・大豆・ブロッコリー など

 

③リコピン


リコピンは抗酸化作用が強く、肌の透明感を高めてくれる効果があります。

【リコピンを多く含む食べ物】

ミニトマト・スイカ・人参 など

 

④ビタミンE


ビタミンEには肌のターンオーバーをサポートする働きがあります。肌のゴワつきや色素沈着を防ぎます。また血液の巡りをサポートするため、くすみを防ぎ血色の良い肌へと導いてくれます。

【ビタミンEを豊富に含む食べ物】

アボカド・ほうれん草・ナッツ類 など

 

β-カロチン


β-カロチンは緑黄色野菜に多く含まれ、免疫力をサポートする働きがあります。また、抗酸化力が高く皮膚や粘膜を健康に保ってくれるビタミンAが不足しているときには、ビタミンAに変換される優れた栄養素です。

【β-カロチンを豊富に含む食べ物】

にんじん・モロヘイヤ・かぼちゃ など

 

ずっと続く美肌のためには、内外からのケアが不可欠です。角質ケアや保湿、UV対策と食べ物を意識して、紫外線や冷房に負けない肌を目指しましょう!