くずれない肌をめざす!

くずれない肌をめざす!

2018年5月23日

この記事の監修者
薬剤師・アロマセラピスト
三矢朝美 先生

夏に向かうこの時期、気温も湿度もぐんぐん上昇します。そこで気になるのが、日中のメイクくずれ。外出を安心して楽しむために、メイクくずれしない肌のつくり方を紹介します。

 

1.初夏の肌はどんな状態?

だんだん暑さが増してくると、室外では汗や皮脂でメイクはドロドロ、室内では冷房による乾燥が肌を直撃します。せっかくキレイにメイクをしたのに、夕方になるとファンデーションがよれて、隠したつもりのシワやくすみ、毛穴が目立ってきてしまうことがありますよね。どうしてメイクくずれが起こるのでしょうか。

この季節の肌は、一見汗や皮脂でべたついているようにみえても、汗をかいたり冷房の風で水分が奪われ、肌内部が乾いている「インナードライ」状態。肌内部が乾いていると、潤そうと過剰に皮脂が分泌されて、メイクくずれを引き起こします。初夏の肌に潤いケアは不可欠。肌の油分と水分のバランスを正常に保つことが大切です。

 

2.スキンケアでくずれない!

くずれない肌のために一番大切なのは、メイク前のスキンケア。暑くなってくると、つい保湿ケアを怠りがちですが、水分不足は過剰な皮脂分泌を引き起こす要因になります。

また、冷房などで肌が乾燥しているのを放置しているとファンデーションがのらず、粉を吹いたり、毛穴目立ちの原因に。肌の水分と油分のバランスが正常に保たれていれば、メイクくずれはほぼ防げますので、初夏もていねいな保湿ケアを心がけましょう。とは言っても、冬ほどの濃厚な保湿ケアは必要ありません。初夏ならではのお手入れポイントをご紹介します。

 

【洗顔】

最初はぬるま湯を使って皮脂や汚れを落とし、いつものように洗顔料をしっかり泡立てて洗顔します。その後は冷水で洗い流すと毛穴が引き締まり、過剰な皮脂が抑制されます。

①朝は冷水で肌を引き締める
朝の洗顔の仕上げに、冷水でパッティングを。この時、手や指が肌に当たらないように水をパシャパシャとかけてパッティングします。肌がひんやりしてくればOK。顔のほてりがおさまり、メイクくずれを防ぎます。

②夜は古い角質をオフ
初夏の肌は紫外線や冷房の影響で、肌がゴワついたりザラついたりします。ゴワつき、ザラつきの原因は、肌表面に残った古い角質。古い角質が残っていると、ファンデーションがよれたり、粉を吹いたり、キレイにのらない原因に。そこで週2~3回、夜の洗顔に取り入れたいのが、角質ケアです。ピーリングジェルなどで古い角質をしっかり落とせば、その後のお手入れの効果も上がります。ファンデーションノリ抜群な、つるつる柔らか肌になります。

 

【化粧水】

化粧水はたっぷり、そしてきちんと肌に浸透させることがポイント。保湿効果の高い化粧水を選んで、肌のすみずみまできちんと潤いを与えましょう。朝のスキンケアではメイクくずれを防ぐために、化粧水で肌のほてりを冷やして鎮静化し、毛穴を引き締めましょう。夜のスキンケアでは、化粧水や美容液を手の平で温めてからなじませましょう。美容成分をしっかり浸透させるための重要なプロセスです。

①朝は引き締めローションで肌をクールダウン
毛穴引き締め効果のある収れんローションや、清涼感のあるさっぱりとした感触のローションを使用。コットンにたっぷりととり、顔全体をていねいにパッティングしましょう。肌内部に潤いを与えながら肌表面の毛穴をしっかり引き締しめ、日中の汗や皮脂の出も抑えます。

②夜はシートマスクで肌内部に潤いを届ける
夜はじっくりと肌内部に潤いを浸透させる時間。シートマスクで集中保湿ケアをすることで、日中のほてりや日焼けも鎮静できます。

 

【クリーム】

暑くなってくるとベタつきが気になるからとクリームを使用しない方がいますが、それはNG。化粧水でしっかりと取り入れた水分が蒸発しないよう、フタの役割をしてくれるのがクリームです。

①クリームが重い場合はジェルでフタ
冬の間に重宝していた濃厚なクリームは、初夏の肌には重すぎると感じる場合も。そんな時は、保湿ジェルに切り替えましょう。感触が軽くみずみずしい保湿ジェルは浸透が早く、初夏の肌にも心地よくなじみます。

②保湿後は浸透し切るまで時間をおく
クリームや保湿ジェルを塗ったら、肌内部に浸透し切るまで時間をおきましょう。手のひらで肌を包み込むようになじませると効果的。肌の表面にクリームが残ったままファンデーションを塗ると、ファンデーションがよれ、メイクくずれの原因になります。

 

3.ベースメイクでくずれない!

【ベースメイクの前に】

時間に余裕があるときや結婚式などメイクをきちんと仕上げたい日は、メイク前にシートマスクを。顔全体をクールダウンしながら、潤いをしっかりチャージしてくれます。ただ、肌の表面に余分な水分が残ったままだと、ベースメイクが肌にきちんと密着せず、ムラになってしまいます。化粧下地を塗る前に、ティッシュを肌の上に軽くあて、余分な油分や水分を押さえるようにしましょう。このひと手間でファンデーションが肌に密着して、メイクがくずれにくくなります。

 

【化粧下地】

初夏でも乾燥しているので、顔全体は保湿効果の高い下地を使いましょう。ただし、皮脂が出やすいTゾーンや額は、皮脂をコントロールしたり、吸収したりする下地を重ねづけするのがおすすめです。塗り過ぎは、メイクくずれの元になりますので、薄く均一にのばしましょう。下地を塗ったあとは軽くティッシュオフし、余分な油分を吸い取りましょう。

 

【ベースメイク】

皮脂でメイクくずれを起こしにくいのは、パウダーファンデーションです。パウダーは皮脂を吸着してくれるので、皮脂が浮いてきてもくずれにくいです。リキッドファンデーションがお好みの方は、仕上げにフェイスパウダーを使用しましょう。余分な汗や皮脂を吸着し、肌をサラサラに仕上げてくれます。

ファンデーションを塗る時は、顔の中央から外側に向かってなじませていきます。この時、肌表面でパフを滑らせるのではなく、ポンポンと軽く叩き込むように塗っていきます。パフで肌をこすってしまうと、ファンデーションのムラづきの原因になります。汗をかきやすい顔の輪郭は新たにファンデーションを足すのではなく、パフに残ったファンデーションでぼかしこむようになじませましょう。くずれやすい小鼻の周りや目のキワ、生え際は、スポンジの角を使い、薄く丁寧になじませます。最後にパフのキレイな面で顔全体を押さえると、余分な油分が抑えられ、メイクくずれを防いでくれます。

ベースは重ねるほどメイクくずれを招きやすくなるので、日焼け止め、化粧下地とファンデーションが一体となったBBクリームを使用するのもおすすめです。

 

4.外出先でのメイク直しテクニック

完璧に仕上げたつもりでも、やっぱりメイクがくずれちゃった…、というときに覚えておきたいメイク直しテクニック。ちょっとしたひと手間で、メイクしたての仕上がりに!

①UV乳液を重ねる

会社のエアコンで肌が乾燥してカサカサに。ファンデーションがムラになってきたら、UV乳液を手のひらに薄くのばして、メイクの上からなじませましょう。潤いを日中もこまめに補給することで、メイクくずれを防ぐことができます。

②乳液を含ませたコットン&綿棒で

乳液を含ませたコットンや綿棒をチャック付きの袋に入れて持ち歩きましょう。皮脂でメイクがくずれてきた部分をコットンで拭き取ってメイク直しを。また細かいアイメイクがくずれた部分は綿棒でオフ。乳液なら肌が潤い、水分と油分のバランスが落ち着きます。

丁寧なスキンケアとベースメイクのちょっとしたコツで、くずれない肌をつくることができます!一日中、メイクしたての肌をキープして、初夏のお出かけを楽しんでください。