ココナッツオイルが美肌をつくる!効能・効果と購入時のポイント

ココナッツオイルが美肌をつくる!効能・効果と購入時のポイント

この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生

ココナッツの白い果肉から搾り取った、独特の甘い香りが特徴的なココナッツオイル。食用として楽しめるだけでなく、スキンケアやヘアケアにも有効で、美容アイテムとしても知られます。しかし、実際にココナッツオイルにどのような美容効果があるのか、詳しくご存じない人も多いのではないでしょうか。

ココナッツオイルの美容効果やスキンケア、選び方のポイントを押さえて美肌づくりを始めましょう。

ココナッツオイルの美容効果とは?

ココナッツオイルには美容、健康に良い有効成分が豊富に含まれています。どのような効果が期待できるのか見てみましょう。

  • ココナッツオイルの主な有効成分

ココナッツオイルには、中鎖脂肪酸が含まれています。中鎖脂肪酸は消化吸収が早く、すぐにエネルギーとして分解されるため、体内で脂肪になりにくいというメリットがあります。また、脂肪燃焼を促すはたらきがあるため、ダイエット効果も期待できます。さらに、中錯脂肪酸に含まれるラウリン酸という成分は、免疫力を向上させ、抗菌作用があるため、風邪予防にも効果があるといわれます。

そのほか、ココナッツオイルにはビタミンEも含まれているので、血液の血行を良くし、老化を予防するはたらきがあるとされます。

  • ココナッツオイルの美容効果

・肌荒れを予防

ラウリン酸の免疫力の向上、抗菌作用により、腸内環境を整えます。大人の肌荒れやニキビを防ぐことが期待できます。

 

・クレンジング

通常のクレンジングオイルと同様に、ココナッツオイルを用いてメイクを落とすことができます。粒子が小さいため、肌になじみやすいのが特徴です。大さじ1杯くらいを手に取り、優しくマッサージするようにクレンジングすると良いでしょう。

 

・アンチエイジング

ココナッツオイルには、ビタミンEの一種であるトコトリエノールが含まれています。トコトリエノールは、「スーパービタミンE」と呼ばれるほど強い抗酸化作用があり、シワやシミなどの改善に効果を発揮します。

 

・ヘアケア

ヘアパックやトリートメントなど、ココナッツオイルはヘアケアにも使用できます。オーガニックオイルをなじませると、頭皮を健康な状態に保ち、枝毛や切れ毛などを補修してくれます。

ヘアパックをする際は、大さじ3~5杯ほどを手にとり、頭皮をほぐしながら髪全体になじませます。お湯に濡れたタオルやシャワーキャップで覆い、20~30分ほど置いた後、シャンプーします。

洗い流さないトリートメントをする場合は、大さじ1~2杯ほどのオイルを毛先になじませます。髪が潤い、ドライヤーの熱からも守ってくれます。

 

・ダイエット

ダイエットに効果的な中鎖脂肪酸は、ココナッツなどヤシ科の植物に多く含まれています。中鎖脂肪酸は、一般的な食用油に多い長鎖脂肪酸より4倍も早く分解され、肝臓でエネルギー源として使われます。そのため、脂肪が体に溜まりにくく、体脂肪の減少を促します。

また、ココナッツオイルはケトン体を含みます。ケトン体は体内の脂肪を分解し、エネルギー源となります。通常、人体はブドウ糖をエネルギー源としますが、ブドウ糖の摂取を制限し、体内のケトン体をエネルギー源に代えることでダイエット効果が期待できます。

 

ココナッツオイルで体の外と内からスキンケア

ココナッツオイルをスキンケアに使って体の外から、食事に取り入れて体の内からスキンケアをしてみましょう。普段の暮らしで活用するポイントをご紹介します。

  • 化粧品として

ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は分子が小さく、皮膚になじみやすい特徴があります。洗顔後に導入液として小さじ1杯ほどのココナッツオイルを顔全体にのばすと、次に使うスキンケア用品が浸透しやすくなります。保湿効果が高いため、乾燥している部位に入念に塗りましょう。また、酸化作用により、シワや肌荒れの改善も期待できるので、気になる部位になじませると良いでしょう。

また、かかとなどの古い角質に悩む人は、シュガースクラブを試してみてください。ココナッツオイルと砂糖を1:1を目安に混ぜるとスクラブが完成します。角質層が気になる部分を優しくマッサージして洗い流すと、肌がなめらかになり、ほどよく保湿できるでしょう。

  • 食品として

すぐに取り入れやすい方法として、毎朝のパンにココナッツオイルを塗ってみてはいかがでしょうか。フレーバーオイルとして、コーヒーや紅茶など飲み物に加える方法も手軽でおすすめです。そのほか、ココナッツオイルはアイスクリームとの相性も良く、トッピングすると、甘く柔らかいココナッツの味を楽しめます。

もちろん、調理用のオイルとしても使えます。特に、ココナッツが自生する地域のエスニック料理はマッチしやすくおすすめです。仕上げの風味付けに使うと、一層味わい深くなるでしょう。

 

理想の肌をつくるココナッツオイルを見つける方法

ひと口にココナッツオイルと言っても、さまざまな製品が販売されています。せっかくの有効成分をいかすためにも、どのように選べば良いのか考えてみましょう。

 

  • コールドプレス(低温圧搾)タイプを選ぶ

ココナッツオイルは実の中の白い部分、胚乳から抽出されます。油を絞る方法には主にコールドプレス(低温圧搾)とホットプレス(高温圧搾)がありますが、コールドプレスタイプを選ぶと、より高い美容効果が期待できます。

高温で圧搾したほうが効率よく油を採れるため、高温圧搾は広く行われていますが、高温で加熱し続けると、悪玉コレステロールを増加させるトランス脂肪酸が生成されるおそれがあります。これに対し、時間をかけて低温で搾り取るコールドプレスタイプなら、トランス脂肪酸が含まれにくく、ココナッツ本来の栄養分が損なわれずに残るというメリットがあります。

 

  • 肌に合ったココナッツオイルを選ぶ

市販のココナッツオイルの特徴として、未精製と精製の違いがあります。

未精製のヴァージンココナッツオイルは、低温圧搾した一番搾りの油を、時間をかけて丁寧にろ過しています。無添加で香りが強く、肌の健康を維持する栄養価も高い上質のオイルです。ただし、手の加わっていない原液のため、アレルゲンとなりうる成分も入っています。

一方、精製されたココナッツオイルは、不純物が取り除かれ、アレルゲン成分が少なくなっています。しかし、精製工程の加熱や漂泊、脱臭などにより有効成分や香りが失われ、トランス脂肪酸や添加物が含まれていることがあります。

ヴァージンココナッツオイルのほうが栄養価は高いといえますが、肌の弱い人がスキンケアに使う場合は精製したオイルを選ぶと安心です。

 

  • 産地から選ぶ

産地を判断基準にする選び方もあります。ココナッツオイルはタイ、フィリピンなどの東南アジア、スリランカ、インドなどの南アジアの国々で豊富に生産されています。中でもフィリピンは、ココナッツオイルの生産量が圧倒的に多く、「ココナッツ庁」という役所があるほど関連産業が盛んな国です。日本でもフィリピン産は人気があります。

 

ココナッツオイルは毎日の美のパートナー

肌なじみがよく、保湿に役立つココナッツオイル。母乳にも含まれるラウリン酸、スーパービタミンEといわれるトコトリエノールなどの効果も期待できます。

乾燥や肌荒れ、シワやシミ対策に積極的にココナッツオイルを取り入れてみてはいかがでしょう。クレンジングにスクラブ、ヘアケアなど、幅広く活用できます。

さらに、飲み物や料理に使うことで体の内側からもはたらきかけると、より一層美容効果が期待できるでしょう。自分に合ったココナッツオイルを探して、毎日の美を保つパートナーとして活用してみてください。


この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生