シミとくすみの違いとは?美白におすすめの美容成分・食材

シミとくすみの違いとは?美白におすすめの美容成分・食材

2017年12月25日

この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生

加齢とともに気になりだす肌のシミやくすみ。残念なことに、肌にシミやくすみがあると、実年齢よりも老けた印象を与えてしまうことになりかねません。できることならば、シミやくすみを毎日メイクで隠す習慣とはさようならしたいものです。

 

あなたはシミとくすみの違いやその原因を知っていますか?

今回は、シミとくすみの違いやその原因をはじめ、美白におすすめの美容成分や食べ物など、美白を目指す人にとって大変役に立つ知識をお伝えしてまいります。

 

シミとくすみの違いは?

まずは、シミとくすみの違いについて説明します。

  • シミとは?

そもそもシミとは何なのでしょうか?

ご存知の通り、シミは元の肌よりも褐色がかった部分のことをいい、その濃さもいろいろで、周囲の肌の色と違うためできた場所によってはとても目立ちます。シミの濃さによってはメイクで隠せるものもありますが、濃いものになると隠せない場合もあり、また、形状もほくろくらいの小さなものから地図のようにいびつに大きく広がったものまで様々です。

シミができる主な原因は、肌が紫外線によるダメージを受けるとそれを保護しようとして皮膚にメラニンが生成されます。本来ならば、メラニンはターンオーバーによって垢と一緒に剥がれ落ちて行きます。しかし、日焼けなどにより過剰に作られたメラニンは排出されることなく表皮内に留まり、そのまま肌の表面にシミとなって沈着してしまうのです。

また、シミが出来る原因は紫外線などによる外部からの刺激だけでなく、ストレスや食生活の乱れなど、内部的な要因もあるとされています。

 

  • くすみとは?

では、くすみとは肌がどういった状態のことをいうのでしょうか?

くすみはシミと違って部分的な肌色の違いのことをいうのではなく、何となく肌全体が暗くみえたり、元気がなくみえたりする状態のことをいいます。肌がくすんでいると人に暗いイメージを与えたり、不健康そうなイメージをもたれたりすることもあるので、できればくすみのない肌を目指したいものです。

くすみの原因には様々なものがあります。まず、第一にあげられるのが血行不良です。女性特有の冷えやホルモンバランスの乱れにより体の隅々まで血が行き届かなくなると、顔色が青白く見え、何となく覇気がなく、不健康そうな雰囲気になってしまいます。また、次に考えらえるのが肌の乾燥からくるくすみです。肌が乾燥すると弾力やハリを失い、次第に肌がしぼんでいって、肌のくすみとなって症状が現われます。肌が乾燥するとシワも増え、乾燥でかさついた肌は、実年齢よりもだいぶ老けた印象を与えることになります。

さらに、くすみの原因で忘れてはいけないのが糖化とカルボニル化です。くすみの中でもいわゆる黄ぐすみの原因といわれる糖化とカルボニル化は、食生活とも大きな関わりがあります。糖化は余分な糖がたんぱく質と結びついて起こるのに対し、カルボニル化は脂質の過剰摂取により体内のたんぱく質と脂質の分解物が結合することによって起こります。カルボニル化をわかりやすくいえば、紫外線によって肌中の皮脂が酸化し、過酸化脂質ができてしまうことで、肌のたんぱく質が黄色くくすんでしまった状態のことを黄ぐすみといいます。

このようにくすみの原因は様々なため、複合的な要素によって決まりますが、肌の病的な色調(たとえば黄疸)以外は医学的に診断することは見受けられません。

 

シミ・くすみにおすすめの化粧品の選び方

シミやくすみ改善効果が期待できる化粧品はたくさんありますが、その美容成分によって改善へのアプローチの仕方は様々です。

ここではおすすめの3つをご紹介します。

 

  • ビタミンC誘導体

1つ目のおすすめは、ビタミンC誘導体配合の化粧品です。ビタミンにCは、美白や抗酸化作用の効果が優れた栄養素ですが、そのままだととても脆く、化粧品に配合しても肌へ浸透せず、効果が十分に発揮されません。そんなビタミンCを人の肌に浸透するように誘導体化させたのがビタミンC誘導体です。

ビタミンC誘導体は、皮膚の色素沈着を防ぎ、真皮のコラーゲンを活性化させる働きがあります。また、肌の新陳代謝を促し、ターンオーバーを整えるのでニキビ跡やシミ改善に効果があります。

 

  • トラネキサム酸

2つ目のおすすめはトラネキサム酸配合の化粧品です。トラネキサム酸は色素沈着を抑え、肝斑やシミ改善に効果があります。

トラネキサム酸には体内の炎症を引き起こす原因となる酵素「プラスミン」を抑える役割があり、歯磨き粉や喉の腫れ、口内炎の薬など、炎症の治療に多くの場面で使われています。もともとは医療現場で扱われる成分で、抗炎症薬や止血剤としても用いられてきました。

トラネキサム酸は、肝斑の原因となるメラノサイトを活性化させる「プラスミン」を抑制することから、間接的に肝斑を薄くし美白へと導きます。

 

  • アルブチン

3つ目のおすすめは、アルブチン配合の化粧品です。もともとは、美白効果の高い成分であるハイドロキノンをベースに開発され、ハイドロキノンとブドウ糖を組み合わせたものが主流でした。しかし、白斑やかぶれ、ヒリヒリするなどの副作用が起きやすいことからハイドロキノンの刺激を弱めたものに改良され、厚生労働省が美白成分として認証したものがアルブチンです。

アルブチンは、メラニンが生成される前に発生する酵素チロシナーゼを抑制することから、シミやくすみを抑制する効果があります。

 

シミ・くすみ改善に有効な食事・栄養素は?

シミやくすみの改善には食生活の改善も有効です。ここでは、シミ、くすみ改善に有効な食事や栄養素をご紹介します。

  • ビタミンC

ビタミンCは、メラニン色素の増殖を抑え、美肌に導くコラーゲンの生成を活発化し、肌触りを滑らかにします。また。新陳代謝を助け、皮膚のターンオーバーを整えます。

 

*ビタミンCが多く含まれている食べ物

パセリ、芽キャベツ、ピーマン、ブロッコリー、レモン、柿、キウイフルーツ、いちご、パパイヤ、オレンジ、みかんなど。

 

  • たんぱく質

たんぱく質は、人の肌を形成する重要な成分で、最も大きな割合を占めています。たんぱく質が不足すると、肌の土台がなくなってしまい、弾力・ハリが失われることになります。

 

*たんぱく質が多く含まれている食べ物

赤身の肉、卵、乳製品、納豆、大豆製品など。

 

  • リコピン

リコピンは、抗酸化作用が強く、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を消す役割を果たします。また、肌の酸化を防止し、コラーゲンなどの減少を抑制することから、シミやくすみの改善を助けます。

 

*リコピンが多く含まれている食べ物

トマト、ピーマン、人参、ピンクグレープフルーツ、柿など。

 

シミ・くすみを改善し、美白美人を目指しましょう

シミやくすみのないクリアな素肌を目指すには、美白成分の配合された化粧品が効果的です。また、化粧品などによる外からのケアだけでなく、普段からシミやくすみの改善に効果のある栄養素を多く含んだ食材を摂るなど、体の中からのケアもとても重要です。

あなたの肌悩みに合った化粧品をみつけ、バランスのよい食事を心がけることで、健康的な美白美人を目指しましょう。


この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生