シミやそばかすと洗顔に関係性はある?正しい洗顔方法と美白ケア

シミやそばかすと洗顔に関係性はある?正しい洗顔方法と美白ケア

この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生

シミやそばかすが気になって、日焼け止めを塗ったり、美白化粧品を使ったりしている人は多いでしょう。しかし、毎日の洗顔もシミやそばかすをつくる原因になる可能性があるのを、知っている人は少ないかもしれません。

日々の洗顔方法に少し気をつけるだけで、シミやそばかすができたり悪化したりするのを防ぐことができます。

この記事では、洗顔とシミ・そばかすの関係性や、正しい洗顔方法と美白ケアについてご説明します。

シミ・そばかすと洗顔の意外な関係性

洗顔はスキンケアの基本中の基本です。

間違った洗顔方法を続けていると、肌にどのような影響があるのでしょうか。

  • 間違った洗顔方法がシミの原因に?

正しい洗顔ができていなければ、どんなに対策を講じても肌トラブルは避けられないでしょう。すでにシミがある人の場合は、悪化するおそれもあります。

シミやそばかすができる原因は複数ありますが、その一つがメイクや日焼け止めなどをしっかり落とさないことです。加えて、一日の汗や皮脂、ほこりなど不要な汚れが肌の表面に溜まると、酸化して肌トラブルを引き起こすことがあります。

また、落とせずに残ってしまったメイクなどの油分は、肌の老化を早めます。

くすみやシミに気づいて専用のスキンケア用品を使っても、肌に汚れが残った状態では、スキンケア用品が浸透しにくくなります。

なお、すでにできてしまったシミを洗顔で消すことはできません。しかし、美白成分配合の化粧品などを根気よく使うことで、目立たないほど薄くできる可能性はあります。大切なのは、今あるシミをこれ以上悪化させないようにしながら、新しいシミを作らない正しい洗顔・ケア方法を続けることです。

  • シミができる理由とは

シミは、過剰に生成されたメラニンの色素沈着です。メラニン色素を作る細胞は「メラノサイト」と呼ばれています。このメラノサイトが紫外線によって刺激されると、メラニンを大量に作り出します。これが、日焼けで肌の色が黒くなる原因です。メラニン色素は紫外線から肌を守る働きを持っているので、日焼けは肌の自己防御作用と呼べるでしょう。

メラニン色素は、通常なら肌のターンオーバーによって、次第に表面に押し出されて剥がれ落ちます。ところが、ターンオーバーのサイクルが乱れると、メラニンはそのまま角質層に残って蓄積されます。こうしてできるのが、シミです。

紫外線対策を完璧に行っていても、誤った洗顔方法やスキンケアが原因となり、シミができることもあります。誤った洗顔やスキンケアは肌への刺激となり、メラニンの過剰生成につながるからです。

一方、そばかすは遺伝による先天的なものと後天的なものがあります。後天的なそばかすの場合、発生する原因はシミとほぼ同じで、間違ったスキンケアを続けていると色が濃くなるなど悪化することがあります。

シミを防いだり、そばかすを悪化させたりしないように、正しい洗顔で皮脂の汚れを完全に落とすことが重要です。

 

洗顔のポイント

ここでは、正しい洗顔方法をご紹介します。石鹸(せっけん)で洗うだけの洗顔から、スキンケアも兼ねた美しい肌づくりのための洗顔にスキルアップしましょう。

  • 洗顔の回数

洗顔は朝と夜で1日2回行いましょう。「汚れを徹底的に落としたいから」といって回数を多くすると、洗いすぎで肌に刺激を与えるおそれがあります。

朝の洗顔は、睡眠中に分泌された汗や皮脂を落とすのが目的です。夜は眠っているだけなので汚れていないように感じますが、人は寝ている間にコップ一杯の汗をかくといわれています。毎朝きちんと洗顔をしましょう。

夜の洗顔はもちろん、一日の汚れを落とすために行います。洗顔フォームなどを使って、毛穴に詰まった汚れまでしっかり落としましょう。

  • クレンジング剤と洗顔料の選び方

クレンジング剤と洗顔料も製品によってそれぞれ特徴があり、洗い上がり一つをとっても異なります。シミ・そばかすを防ぎたい人におすすめなのは、美白成分を配合した製品です。例えば、「ビタミンC誘導体」が配合された洗顔料を使うと、色素沈着防止や新陳代謝の促進、皮脂分泌のコントロールといった働きが期待できます。

なお、クレンジングシートの使用は控えたほうが良いでしょう。メイクを拭き取る際に肌をこすってしまい、刺激を与える原因となります。ただし、最も肌に悪いのはメイクを長時間落とさないことなので、どうしても時間がないときや疲れているときは、クレンジングシートを使って優しく落とすという手もあります。

  • 顔を洗うときのコツ

・適量を使う

クレンジング剤と洗顔料は共に適量を使いましょう。使用量が少ないと肌は必要以上に摩擦されて、刺激を受けるおそれがあるからです。反対に、多すぎても洗い残しが生じます。

・優しく行う

クレンジングを行うときは、皮脂の多いTゾーンやアイメイクをしっかり落とそうと念入りにこすりがちです。しかし、本来クレンジング剤は、油同士をなじませることでメイクを落とすもの。メイクを浮かせるように、クレンジング剤を優しくなじませましょう。

洗顔料で洗う際はよく泡立てて、強くこすらないように気をつけましょう。

・時間をかけすぎない

洗顔に時間をかけすぎないことも大切です。目安はクレンジング1分、洗顔1分~1分半程度です。洗顔に時間をかけると、肌に負担がかかります。

  • 洗顔の仕方
  1. 手をきれいに洗い、アイメイクやポイントメイクを落とす。マスカラを落とすときは、ポイントメイク落としを含ませたコットンで挟むようする。目の周りの皮膚はとても薄くデリケートなので、こすらないように注意。
  2. クレンジング剤で全体のメイクを落とす。クレンジング剤は手に取り、手のひらを合わせて体温で少し温めてから使うと、顔に伸ばしやすくなる。指の腹で優しく伸ばし、メイクが浮いてきたら、ぬるま湯で軽く洗い流す。
  3. 洗顔料を泡立てる。泡立てネットを使うと、ボリュームたっぷりの泡を作りやすい。弾力のある泡ができたら顔全体に広げ、肌を泡でなでるように優しく洗う。
  4. 洗顔料をぬるま湯で洗い流す。ぬるま湯に顔をつけるような感じで、しっかりすすぐ。
  5. すすいだら、清潔なタオルで優しく拭く。肌を押さえるように水気を取り、無駄な刺激を与えないように気をつける。

 

洗顔と併せて気をつけたいポイント

シミやそばかすの予防・改善は、洗顔対策だけでは難しいでしょう。

一緒に気をつけたいポイントは以下の3つです。

  • 洗顔と一緒にピーリングを行う

ピーリングせっけんなどを使ったピーリングを時々行い、古い角質を取り除きましょう。

ピーリングは、肌に残った古い角質や角栓をフルーツ酸などの力で溶かし、肌のターンオーバーのサイクルを正常に導くための美容方法です。

ターンオーバーが正常に行われるようになると、メラニンが蓄積せず、きちんと排出されます。また、古い角質が除去されるため、化粧水などの成分が浸透しやすくなります。

  • 化粧品も美白成分配合のものを選ぶ

化粧品も美白成分配合の製品を選ぶと良いでしょう。美白成分には、メラニン生成の抑制が目的のものと、肌に残ってしまったメラニン色素の色を薄める目的のものがあります。

シミができる前から使用すれば、シミを防ぐ効果が期待できます。

  • 紫外線対策を行う

シミは、紫外線によって過剰に作られたメラニン色素がとどまったものです。そのため、できるだけ紫外線に当たらないように心がけ、日中は日焼け止めを塗るなどして、日焼けをしないことがシミを防ぐ上での大前提です。

紫外線は冬でも地表に降り注いでいます。そのため、日焼け止めは一年中塗るのが理想的です。また、自宅近くの買い物など、ほんの少しの外出でも、紫外線は容赦なく肌に当たります。屋内でも、窓際などは紫外線が当たっている場合があります。日焼け止めを塗る習慣をつけて、シミやそばかすの発生を防ぎましょう。

 

美白の基本は、正しい洗顔にあり

たとえ優れた美白化粧品を使っても、誤った洗顔方法で肌に刺激を与えていては、せっかくの美白成分が効果的に作用してくれません。たっぷりの泡で、優しくしっかり汚れを落としましょう。

また、しみ・そばかす対策で紫外線予防は欠かせません。プラスしてピーリングを行ったり、美白成分入りの化粧品を使ったりするのがおすすめです。

今までにできてしまったシミやそばかすは、簡単には消えませんが、日々のケアで薄くすることは可能です。正しい洗顔方法と美白ケアで、美しい肌を取り戻しましょう。


この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生