スキンケアの基本的な方法とは?正しいケアは肌タイプ別に違う!

スキンケアの基本的な方法とは?正しいケアは肌タイプ別に違う!

2017年12月12日

この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生

女性の肌は30代を境に保湿力が低下し、乾燥・小ジワ・ニキビ・毛穴の開きといったトラブルを起こしやすくなります。肌の老化を食い止め、若々しい美肌をキープし続けるためには、自分の肌タイプを知り、肌状態に合わせた正しいスキンケアを実践することが大切です。

今回は、女性の肌に必要なスキンケア対策についてご紹介します。

スキンケアの基礎知識

年齢を重ねるにつれて、女性の肌状態は変化します。スキンケアを効果的なものにするため、まずは自分の肌質と起こりやすいトラブルを理解しましょう。

 

  • スキンケアによる健康な肌とは

そもそも女性の肌にはなぜスキンケアが必要なのでしょうか?理由は大きく分けて2つあります。

 

1つ目は、前述のとおり女性の肌は30代を境に保湿力が低下するからです。保湿力が低下すると、ハリやうるおい不足といったトラブルにつながります。

2つ目は、女性の肌は年齢を重ねるにつれて新陳代謝のスピードが遅くなるため、肌のターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)の速度が緩やかになるからです。ターンオーバーが滞ると、肌のキメが粗くなり、肌荒れが起きやすくなります。

 

こうしたトラブルを予防・解決するために必要なのがスキンケアです。基礎化粧品を使って汚れを洗浄し、必要な栄養を与えることで肌を健康な状態へと導きます。

「ふっくらとしたハリのある肌」「しっとりとしたモチ肌」「血色の良いツヤ肌」「キメが整った透明肌」など、赤ちゃんのような健康的な美肌を目指すなら、日頃のスキンケアが欠かせません。

 

  • 自分の肌に合ったスキンケアを行うことが大切

基礎化粧品を選ぶ際に重視すべきポイントは「自分の肌質に合っていること」です。

肌タイプや肌の悩みは千差万別です。高価な有名ブランドの化粧品が、必ずしも自分の肌質や肌の悩みにマッチするとは限りません。これを踏まえた上で、自分にとって一番効果的なスキンケアを実践するには、自分の肌タイプを知り、トラブルの根本原因や不足している栄養を知ることが大切です。

下記に記載した4つの肌タイプの特徴と最適なお手入れ方法を参考に、いま一度自分の肌の状態と正しいスキンケア方法を見直してみてください。

4つの肌タイプは、一般的に「乾燥肌」「敏感肌」「脂性肌」「混合肌」が知られています。しかし、実際はいずれの肌タイプも、水分が低下した乾燥肌の症状がベースにあり、さらにバランスが崩れると人によって異なる状態であらわれます。まずは乾燥肌から確認していきましょう。

 

・乾燥肌

「肌が年中カサカサしている」「小ジワが目立つ」といった人は、乾燥肌の可能性が高いでしょう。乾燥肌の人は肌のバリア機能が低下しているため、乾燥や花粉といったアレルゲンによるダメージを受けやすい状態になっています。スキンケアを行う際には「うるおい補給」に重点を置き、セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンなど、肌の角質層を保湿してくれる成分を含んだアイテムでお手入れしましょう。

 

・敏感肌

「肌が赤くなりやすい」「ちょっとした刺激でかゆみやかぶれを起こしやすい」という人は、

敏感肌の可能性が高いでしょう。敏感肌の人は、肌のバリア機能が低下しているため、外からの刺激や、花粉などアレルゲンによるダメージを受けやすい状態になっています。

肌に合わない化粧品や気温の変化、紫外線やハウスダストによるダメージなど、肌荒れの原因に心当たりがある場合は、その原因を取り除くことが第一です。しかし、思い当たる原因がない場合は、食生活の乱れが要因となっているかもしれません。うるおい補給に重点を置いたスキンケアを行うと同時に、バランスの良い食生活を心掛けましょう。

 

・脂性肌

「肌がテカリやすい」「キメが粗い」という人は、脂性肌の可能性が高いでしょう。脂性肌の人は、肌の皮脂分泌量が過剰になっているため、テカリのほか、ニキビや毛穴の黒ずみといったトラブルを起こしやすい状態になっています。

ただし「脂性肌だから」と、保湿ケアを省いたり何度も洗顔したりするのは良くありません。過度に皮脂を取り除こうとすると、肌のバリア機能が低下するため、外からの刺激に反応しやすくなったり、かえって過剰に皮脂を分泌させてしまったりする恐れがあります。

スキンケアを行う際には、たっぷりの化粧水で肌を保湿したあと、油分が少ない乳液やクリームを乾燥部分に薄く塗って肌にフタをしましょう。また、コスメを選ぶ際は殺菌・抗菌作用や消炎作用があるものを選ぶと、ニキビ予防に効果的です。

 

・混合肌

「肌の部位によってテカテカしたり、乾燥したりする」という人は、混合肌の可能性があります。Tゾーン(おでこや鼻)は脂分が多いのに、Uゾーン(口元など)は乾燥するといった症状が、混合肌の特徴です。

混合肌の人は、皮脂の過剰分泌と乾燥という両極端なトラブルに対処しなくてはならないため、皮脂コントロールと保湿のどちらを優先すべきか悩むところですが、まずは保湿を優先しましょう。他の肌タイプと同じく、スキンケアの基本は保湿をして肌にバリアを張ることが重要です。化粧水で水分補給をして、乳液やオイルなどの油分で肌にフタをします。このとき、油分の多い部位はティッシュで軽く押さえ、乾燥が気になる部分は追加で乳液やオイルを重ねづけするなどして、臨機応変なケアを心掛けてください。

 

スキンケアの基本手順~朝と夜~

ここではスキンケアの基本的な手順と、朝と夜それぞれのタイミングに行うお手入れ方法についてご紹介します。理想的なスキンケアは、朝と夜で行う内容が異なります。効果的にケアをするには、その内容を知っておくと便利です。

 

  • 朝のスキンケア

・ポイント

人の肌は睡眠中に水分が奪われるため、朝の肌は実は乾燥しています。また、空気中のホコリやチリなどで意外と肌が汚れています。そのため、起床後は丁寧に洗顔し、肌にたっぷりの水分を補給しましょう。

 

・基本手順

1.手を洗う

洗顔をする前に、まずは手についた雑菌を落として清潔にしましょう。

 

2.洗顔

洗顔をする際は、肌に刺激を与えないようにぬるま湯で洗いましょう。

乾燥肌・敏感肌の人は洗顔料を使用せず、ぬるま湯で優しく肌の汚れを落とします。皮脂によるべたつきが気になる場合は、洗顔料をよく泡立てて皮脂を洗い落としましょう。

脂性肌の人は洗顔料を使って顔全体を洗います。混合肌の人は、皮脂の分泌量が多いTゾーン部分のみ洗顔料を使ってべたつきを落としてください。

 

3.化粧水

化粧水をつける際は、手またはコットンを使用しましょう。

手を使って化粧水をつける場合は、手のひらに適量を取り、プレスするようにして顔全体へ浸透させていきます。肌が手のひらに吸いつくようになればOKです。

コットンを使用する場合は、コットンがヒタヒタになるまで化粧水を浸し、肌に優しくなじませるようなイメージで、顔全体へコットンを滑らせます。強く拭いたりコットンでポンポンと叩いたりすると肌細胞が傷つく恐れがあるため、避けましょう。

 

4.乳液

化粧水が肌に浸透したら、乳液を肌全体へ塗布して肌に水分を閉じ込めます。

 

5.UVケア

お手入れの仕上げとして、日焼け止めを塗布します。曇りや雨の日でも紫外線は地上に降り注いでいるため、シミ防止として日焼け止めを塗りましょう。

 

  • 夜のスキンケア

・ポイント

夜の肌は、メイクや外気に触れたことによって汚れています。丁寧に洗顔をして汚れを落とし、美容液やパックを使って保湿して日中に受けたダメージをケアしましょう。

 

・基本手順

1.手を洗う

洗顔をする前に、まずは手についた雑菌を落として清潔にします。

 

2.クレンジング

肌にクレンジング剤をなじませながら、マッサージするようにしてメイク汚れを落とします。落ちにくいアイメイクには、ポイントメイク用のクレンジング剤を使ってしっかり落としましょう。

 

3.洗顔

メイク汚れを落とした直後の肌は、刺激に対して敏感になっています。刺激の強いスクラブ系の洗顔は避け、肌に優しい弱酸性の洗顔料をよく泡立ててふんわり丁寧に洗いましょう。

 

4.化粧水

ハンドプレス、またはコットンで肌に化粧水を浸透させます。乾燥が気になる部分は、コットンパックでケアすると、小ジワや毛穴の開き予防に効果的です。

 

5.美容液

日中に受けた紫外線ダメージや乾燥をケアするため、保湿成分や高濃度のビタミンCが配合された美容液を肌へ塗り込みましょう。

 

6.シートパック

時間に余裕がある日は、シートパックを使って肌全体に栄養を補給しましょう。

 

7.乳液とクリーム

最後に、与えた水分や栄養分を乳液とクリームで閉じ込めます。乳液は油分と水分を与える効果があり、クリームは肌を刺激から守ってくれます。そのため、乳液のあとにクリームを塗るのが正解です。

 

バランスの取れた食事で体の内側からスキンケア

肌トラブルを繰り返す原因は、生活習慣や食生活の乱れが原因となっている可能性があります。ここでは、体の内面からスキンケアを行う方法をご紹介します。

 

  • 食事のときのポイント

咀嚼(そしゃく)する際に分泌される唾液には、若返りホルモンや美容成分が含まれており、肌トラブルや肌老化を防止する効果があります。

また、よくかんで食事をすると胃酸が分泌されやすくなるため、消化率・栄養吸収率が上がり、それだけ肌にも栄養が行き届きやすくなります。

 

  • 腸内環境を整える

調子の良い肌をキープするためには、腸内環境を整えることも必要です。

納豆やみそ汁、ヨーグルトなど、微生物や乳酸菌を多く含んだ発酵食品を毎日食べましょう。腸内環境が整って肌荒れの原因となる便秘を予防できるほか、老廃物や毒素がスムーズに体外へ流れ出るため、肌の調子が整います。

 

  • 動物性タンパク質とかんきつ類を併せてとる

健康な肌をつくる上で、タンパク質は欠かせない栄養源です。例えば、肌にハリや弾力を与えてくれるコラーゲンは、タンパク質の一種です。また、肌のターンオーバーを促す役割を担っているのも、実はタンパク質です。ダイエットのために肉類や魚類などをセーブしてしまうと、肌荒れや肌の老化を招く恐れがあるので注意しましょう。

もともと小食な人や、胃もたれが気になって肉類・魚類を控えている人は、肉類や魚類を食べる際にかんきつ類を一緒にとるのがおすすめです。かんきつ類が食後のお腹のハリを抑えてくれるほか、肉や魚に含まれる栄養素が吸収されやすくなるため、少量の肉・魚でも効率よく肌へ栄養が届くようになります。

 

自分に合ったスキンケアで、若々しい美肌を育てよう

30代から40代の肌トラブルは、20代のようなケアや短期間の集中ケアでは挽回できません。だからこそ、毎日のスキンケアで地道に肌をいたわり、肌の状態が不調にならないように予防と対策のWケアをしていくことが大切です。

肌質に合わせたスキンケアを実践して、加齢による肌トラブルに負けない若々しい美肌を育てましょう。


この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生