ターンオーバー促進が美肌をつくる!肌の新陳代謝を良くする方法

ターンオーバー促進が美肌をつくる!肌の新陳代謝を良くする方法

2018年2月20日

この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生

美しく健康的な肌を目指すためには、ターンオーバーの促進が大切です。ターンオーバーが正常に行われることで、肌は健康な状態を維持しているからです。

ターンオーバーは基本的に一定の周期を保っています。しかし、普段の生活習慣などが原因でターンオーバーの周期が崩れ、肌トラブルにつながることがあります。

今回は、肌のターンオーバーの仕組みと生活改善のポイント、正しい化粧品を使用することによって実現できる正常なターンオーバーの促進方法をご紹介します。

肌トラブルを予防するターンオーバーのはたらき

ターンオーバーとは肌の新陳代謝の機能のことです。正常なターンオーバーは肌に良い効果をもたらします。まずは、ターンオーバーの具体的なはたらきについてご紹介します。

 

  • ターンオーバーとは

ターンオーバーとは、皮膚が新陳代謝を行って、肌が新しく生まれ変わることです。皮膚は大きく3層の組織から成り立っており、外側から表皮、真ん中の層である真皮、一番下の層である皮下組織があります。

表皮はさらに、外側から角質層・顆粒層(かりゅうそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・基底層(きていそう)の4構造になっています。皮膚は新陳代謝により、表皮の一番奥の基底層から表面に押し上げられていき、最後はアカになって皮膚から剥がれ落ちます。

 

  • 周期を正常に保つことが大切

皮膚のターンオーバーのスピードは、皮膚の厚さや血行の違いなどで、体の部位によって早い部分と遅い部分があります。なかでも、顔は手足などに比べて、ターンオーバーのスピードが比較的早い部位です。

また、ターンオーバーの周期は年齢によっても異なります。個人差はありますが、20代は28日程度の周期ですが、加齢とともに新陳代謝が下がり、40代は60日程度、60代では90日程度になります。

ターンオーバーの周期が乱れると、肌トラブルを引き起こします。ターンオーバーは早ければ良いというわけではなく、年齢に適したスピードを維持するのが理想的です。

ターンオーバーが早いと、細胞が未熟なまま肌の表面に出てしまいます。顔を洗うときに強くこすったり、刺激が強い洗顔料を使ったりして過剰なスキンケアを行うと、ターンオーバーが早まることがあります。その結果、肌のバリア機能が低下し、必要な皮脂まで取り除いてしまうため、乾燥肌などの原因になります。

一方、ターンオーバーが遅いと古い角質が肌に残り、アカが皮膚から剥がれ落ちにくい状態になります。アカが皮膚に留まると、肌表面のごわつきやニキビ、肌のくすみ、皮脂の詰まり、毛穴の黒ずみなどを引き起こします。

 

美肌をキープするための生活改善のポイント

ターンオーバーを促進させて美肌を保つためには、日々の生活習慣を見直して規則正しく過ごすことが大切です。

 

  • 上質な睡眠をとる

睡眠は美肌に不可欠です。通常は眠り始めてから3時間で、ターンオーバーが促進されます。そのため、入眠後3時間で深い睡眠をとるのが理想的です。

上質な睡眠をとるためには、寝る直前の飲食を控えましょう。寝る前に飲食をすると、体内のエネルギーが消化に使われるため、ターンオーバーに使うエネルギーが減ってしまいます。特に、眠気を覚ますカフェインや体内が渇いて目が覚めやすくなるアルコールの摂取は、美肌づくりを妨げます。

 

  • 栄養豊富な食事を心がける

毎日の食事も、健やかな肌づくりに深く関わる要素です。必要な栄養素を積極的に摂取して、肌の新陳代謝のリズムを整えましょう。

 

・タンパク質

タンパク質は肌の細胞をつくる材料です。タンパク質を摂取すると、体内で合成できない必須アミノ酸の供給量が増えます。また、タンパク質には肌を保湿し、弾力を高める効果もあります。

納豆や豆腐などの大豆製品や、豚肉・牛ヒレ肉・鶏胸肉などの肉、魚ではカツオやサケ、そのほかヨーグルトやチーズなどに多く含まれています。

 

・ビタミンA

ビタミンAには抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を正常に保つ効果があります。

レバーやウナギ、モロヘイヤ、ニンジン、卵黄などにビタミンAが豊富に含まれています。

 

・ビタミンB群

ビタミンB群にも抗酸化作用があり、摂取することで体内の脂質の酸化を防いでくれます。ビタミンB群には、皮膚を正常に保つビタミンB1、肌の新陳代謝を活発にするビタミンB2、タンパク質やアミノ酸の合成を促すビタミンB6、細胞の代謝に働きかけるビタミンB12などがあります。

ビタミンB1とB2は干しシイタケや緑黄色野菜、ウナギなどに、ビタミンB6とB12はサンマや牛レバー、卵などに多く含まれています。

 

・ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンを生成したり、ストレスへの抵抗力を高めたりする効果があります。

ビタミンCは、ミカンやレモン、いよかんなどのかんきつ類や、ブロッコリー・ホウレンソウなどの緑黄色野菜、そのほかジャガイモなどが豊富です。

 

・ビタミンE

ビタミンEには、赤血球を有害な活性酸素から守って血行を良くしたり、成長ホルモンの分泌を整えたりする効果があります。

アーモンド、落花生などのナッツ類や、カボチャ、モロヘイヤ、パセリなどの緑黄色野菜を積極的に摂取しましょう。

 

  • 紫外線対策を怠らない

紫外線は肌にダメージを与えます。ダメージを受けた肌は、早く生まれ変わろうとしてターンオーバーの周期を早めようとします。ターンオーバーの周期が短くなると、正常な肌細胞をつくれないため、シミや乾燥肌などの肌トラブルにつながります。

外出時には日焼け止めクリームや日傘、UVカット効果があるサングラスなどを使用して紫外線対策をしっかりと行いましょう。

  • 禁煙する

喫煙は健康な肌の大敵です。タバコに含まれるニコチンが肌に酸素を届けるのを阻害したり、体内のビタミンCを壊したりと、体内の細胞に悪影響を及ぼします。また、非喫煙者に比べて顔のシワが増えるなど、喫煙は肌の老化を早める原因にもつながります。

 

  • ストレスを解消する

人間はストレスを受けると、皮膚の一番奥にある基底層の細胞が生まれ変わらなくなります。逆に、ストレスが解消されると肌のターンオーバーも促進されます。例えば、ウォーキングなどの適度な運動をする、ゆっくりと入浴する、十分に睡眠を取る、趣味に興じる、旅行へ出かけるなど、自分に合ったストレス解消方法を実践してみましょう。

 

肌の新陳代謝を促す化粧品を選ぶポイント

ターンオーバーを促進し正常化させるためには、肌の新陳代謝に効果的な成分を含んだ化粧品をつかうのも良い方法です。

 

  • UVケア商品を選ぶ

肌の紫外線対策には、UVケアができる化粧品が適しています。化粧下地やファンデーションは、UVカット効果があるものを選びましょう。

 

  • 化粧水、美容液の成分を基準に選ぶ

新陳代謝をスムーズに行う肌にするためには、細胞の活性化・抗酸化作用・保湿力が重要です。

 

・細胞を活性化させる成分

肌の成長に作用するのは、タンパク質の一種である「EGF(上皮成長因子)」と呼ばれる成分です。また、肌の新陳代謝を活発にするのは、哺乳動物の胎盤からつくられる「プラセンタ」が効果的です。

 

・抗酸化作用がある成分

抗酸化作用を持つ成分は、一般的にアンチエイジング化粧品に配合されています。主な成分は、肌の酸化を防ぐ「フラーレン」や、肌の細胞を守る天然色素の一種である「アスタキサンチン」、コラーゲンの合成に役立つ水溶性ビタミンの「ビタミンC」、過酸化脂質の増加を防ぐ脂溶性ビタミンの「ビタミンE」などがあります。

 

・保湿力が高い成分

保湿力が高い成分には主に、「ビタミンC」や「プラセンタ」のほか、真皮に多く含まれ肌の潤いを保つ「ヒアルロン酸」、表皮の細胞と細胞の間を埋めて水分を蓄える「セラミド」、肌の弾力をつくり出すビタミンAの一種である「レチノール」、吸湿性を持つアルコールの一種である「グリセリン」などがあります。

 

普段の生活から見直して美肌をキープしよう!

ターンオーバーを正常化させるには、日常生活を改善することが近道です。睡眠や食事、紫外線対策、ストレス解消など、これらは意識することですぐに実践できます。身近なところから少しずつ見直し、肌トラブルが起きにくい健康的な美肌を手に入れましょう。


この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生