デコルテにきびの原因と治し方|適切なケアでデコルテ美人に

デコルテにきびの原因と治し方|適切なケアでデコルテ美人に

2018年5月14日

この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生

デコルテは、にきびができやすいパーツの一つです。ネックレスを着用するときや首回りが開いた服を着るとき、「デコルテのにきびが気になる…」という人は多いのではないでしょうか。

デコルテにできるにきびは、肌環境に加え、ホルモンバランスの状態などさまざまな原因が関係して発生します。美しいデコルテを保つためには、原因に合わせた適切なケアをほどこすことが大切です。

この記事では、デコルテににきびができる原因と適切な対処法をご紹介します。

デコルテににきびができる原因とは?

日々の服装や間違ったスキンケアが、デコルテのにきびの原因かもしれません。にきびが発生しやすい主な原因を見ていきましょう。

  • デコルテににきびができる原因

・皮脂汚れ

顔や頭皮に次いで皮脂線が多く集まっているのがデコルテです。皮脂の分泌が活発なため、汚れがたまりやすい部分でもあります。皮脂汚れで毛穴が詰まると、老廃物が排出できなくなり、にきびが発生してしまうのです。また、毛穴詰まりが皮脂の酸化をまねき、マラセチア菌、アクネ菌、黄色ぶどう球菌などの常在菌を増やし、にきびによる炎症を悪化させるケースもあります。

・蒸れ

デコルテや背中ににきびをつくるマラセチア菌、アクネ菌はジメジメと湿った部位に発生しすいという特徴があります。特に女性のデコルテは、インナーシャツやブラジャーで覆われていたり、締め付けられていたりすることが多いため、通気性が悪く、蒸れやすい部分です。そのため、汗をかいた後そのままにしておくと、雑菌が繁殖し、にきびの発生につながります。また、シャンプーやボディソープの洗い残しがあると、毛穴が詰まって、そこから炎症が起きることもあります。

  • 乾燥

保湿をしない状態にしておくと、皮膚が乾燥し、バリア機能が低下するおそれがあります。乾燥が進むと水分が不足し、角質が硬くなります。すると、少量の皮脂でも毛穴がふさがるため、にきびができやすい状態になります。にきびを予防するためにも、デコルテには定期的な保湿ケアが必要です。

・ホルモンバランスの乱れ

不規則な生活やストレスをためた状態が続くと、ホルモンバランスが乱れ、肌の状態も不調になります。すると、肌のバリア機能の低下につながり、乾燥しやすくなったり、角質がたまりやすくなったりして、にきびの発生につながります。

 

デコルテにきびの適切なケア

デコルテにきびが発生したときは、適切なケアをして、悪化させないことが大切です。では、にきびの跡を残さずに治すには、どのようなケアをすれば良いのでしょうか。

  • 綿のタオルで優しく洗う

にきびができたら、指先で触れたり入浴中にゴシゴシ洗ったりすることは控えましょう。にきびの部分を洗うときは、肌触りの良い綿のタオルでやさしく洗うことが大切です。

合成繊維のナイロン製ボディタオルは肌を傷つけ、角質を落としすぎることがあるので注意が必要です。

  • シャンプー、コンディショナーを念入りに洗い流す

シャンプーに含まれる洗浄成分には、頭皮の皮脂を落とす強い洗浄力があります。そのため、洗剤が肌に残ると、皮脂と一緒に肌の潤いまで洗い流し、乾燥の原因になります。また、コンディショナーの洗い流しが十分でないと、油分が肌に残り、毛穴を詰まらせてしまうことがあります。にきびを悪化させないためにも、洗浄成分や油分は、念入りに洗い流しておくことが大切です。

  • こまめに保湿する

にきびケアには、肌の水分が蒸発しないようにこまめな保湿を心がけ、肌のバリア機能を高めることが大切です。ただし、デコルテは皮脂の多い部分ですので、油分よりも水分を多く含む化粧水や美容液をメインで使うと良いでしょう。クリームなどの油分を補うと、成分によっては常在菌を増やすおそれがあるので塗りすぎに注意が必要です。

  • 綿素材のインナーを着る

デコルテは、服との摩擦が起こりやすい部分です。インナーシャツには、肌触りがなめらかで、汗の吸収性に優れた綿素材のものを選ぶと安心です。化学繊維のインナーは、通気性が悪く、肌に刺激を与えるため、にきびを悪化させるおそれがあります。

  • 汗をこまめに拭き取る

マラセチア菌やアクネ菌などのにきびの原因菌は、皮脂や汗の多い場所を好みますので、汗をかいたらすぐにふき取ることが重要です。放置しておくと、皮脂や汗がたまって菌が繁殖しやすくなるため、にきびができやすくなります。

  • 栄養のバランスに気をつける

栄養バランスに配慮し、体の内側からケアすることもデコルテにきびの改善につながります。食事が偏ると、ホルモンバランスの乱れにつながり、にきび発生につながります。

食事で意識したいことは、ビタミン、ミネラル、コラーゲン、食物繊維などが豊富な献立を考えることが必要です。

・ビタミン類

ビタミンAは皮膚や粘膜を保護し、ターンオーバーを正常に保つのに効果的です。レバーやうなぎに豊富に含まれています。

また、ビタミンB6は、皮脂の過剰な分泌を抑える作用があります。ビタミンB6を摂取するにはまぐろや鮭、豚ヒレ肉をメニューに加えると良いでしょう。

・ミネラル

牡蠣やキノコ類に多く含まれるミネラルは、ホルモンバランスの正常化やターンオーバーの促進に役立ちます。

・コラーゲン

コラーゲンは、肌の新陳代謝を促す働きがあります。牛すじや手羽先に豊富に含まれています。

・食物繊維

食物繊維は、腸内環境を整えて肌荒れを改善する効果も期待できます。ワカメ、キノコ類などを摂取しましょう。

逆に、にきび改善のために気を付けたいことは、油分や糖分の多い料理です。揚げ物やポテトチップス、甘いお菓子などは皮脂の分泌を活発にするため、にきびが気になるときは控えましょう。

  • 上質な睡眠を取る

深い睡眠は、肌のターンオーバーを促進するため、にきびの改善につながります。ぐっすりと眠るためには、睡眠前に食事をしないことが大切です。食べ物が胃の中に残っていると、食べ物の消化に体内のエネルギーが消費し、眠りが浅くなるためです。睡眠の質を高めるに、就寝の2~3時間前までに食事を済ませておきましょう。

 

美しいデコルテをつくる石鹸選びのポイント

デコルテのにきびを減らすためには、石鹸選びにも注意が必要です。デコルテを美しく保つ石鹸の選び方についてご説明します。

  • 保湿力の高い石鹸を選ぶ

にきびのない美しいデコルテをつくるには、石鹸のすすぎ残しや乾燥を防ぐことが大切です。石鹸に含まれる界面活性剤には合成界面活性剤と天然界面活性剤の2種類があります。乾燥を防ぐためには、添加物を使用していない天然界面活性剤の石鹸がおすすめです。

天然界面活性剤の石鹸は、アミノ酸などの自然由来の成分で作られているため、肌へのダメージが少なく、必要な皮脂を残しながら汚れを落とすことができます。

一方、合成界面活性剤の石鹸は、洗浄力が高く、スッキリとした洗い上がりが特徴ですが、その分、潤いを過剰に洗い流してしまい、肌がダメージを受けるおそれがあります。

デコルテにきびを改善するためには、肌を清潔に保ち、潤いを適度に残す石鹸を選びましょう。

  • にきび改善に効果的な有効成分を含むものを選ぶ

にきび用の石鹸の中には、マラセチア菌、アクネ菌の殺菌作用が認められているものや、洗浄、保湿、殺菌すべての効果が期待できる石鹸も販売されています。

デコルテにきびの状態に合わせ、にきび改善に効果的な有効成分を配合した石鹸を選びましょう

 

ライフスタイルを見直して、理想のデコルテに

デコルテにきびの発生は、皮脂の過剰な分泌だけでなく、ホルモンバランスが大きくかかわっていると考えられています。食事の栄養バランスや睡眠の質を意識して、生活を見直してみましょう。にきびの改善だけでなく、肌ツヤが良くなったり、むくみ解消につながったりと、健康面でも嬉しい効果が期待できます。

日々のスキンケアに加え、ホルモンバランスに配慮した食生活を送ることで、美しいデコルテを目指しましょう。


この記事の監修者
ドクター小池クリニック 院長
小池佳嗣 先生