リラックスできるお風呂の過ごし方|充実したバスタイムにするには?

リラックスできるお風呂の過ごし方|充実したバスタイムにするには?

1日の疲れを癒やし、ゆったりとリラックスできるバスタイム。シャワーで手早く済ますよりも、お風呂に入るほうが心身の疲れをリセットすることができます。毎日のバスタイムをより充実した時間にするために、ひと味違うリラックス方法をプラスしてみてはいかがでしょうか。

この記事では、お風呂でのリラックス効果を高めるポイントや具体的な入浴方法、リラックスグッズなどをご紹介します。

お風呂のリラックス効果を高めるポイントと注意点

お風呂は入浴するタイミングや温度を意識すると、より効果的に体を休めることができます。バスタイムをもっと心地良いものにするためのポイントをお伝えします。

 

  • 入浴するタイミングのポイント

食事の前後30分を避けて、入浴するようにしましょう。体温が上がると、胃に血液が集まりにくくなるため、消化が遅くなります。そのため、食後すぐにお風呂に入ると、消化不良になるおそれがあります。

また、入浴は就寝する1時間くらい前までに済ませておくと良いでしょう。人の体は、体温が下がると、眠りにつきやすいようにできているからです。お風呂上がりの火照りを冷まし、上がった体温をゆっくりと下げていくことで、自然と寝つきが良くなります。

※出典:

「おふろにはいろう!」P.6

http://www.toshiken.com/bath/series/pdf/vol2/yokuiku-02-all01.pdf

「健美浴の王道」P.14

http://www.toshiken.com/bath/series/pdf/vol3/yokuiku-03-all01.pdf

 

  • お湯の温度によって異なる効果

浴槽に張るお湯の温度によって、入浴で得られる効果は異なります。温度によって体にどのような影響があるのかを確認していきましょう。

 

・ぬるめ

38~40度程のぬるめのお湯に入浴すると、体をリラックスした状態に導く副交感神経が活発になります(1)。すると、筋肉が弛緩したり、血管が拡張傾向になったりします。また、精神的にはリラックス傾向を示すことから、夜はぬるめのお湯に入浴することで精神的に安定し、良い眠りにつけるのでおすすめです。

 

・熱め

41~42度程の熱めの湯船に入ると、体を活動的にする交感神経が活発になり、心拍数が増加することから血圧が上昇していきます(2)。精神的に覚醒傾向となるため、眠る前に熱めの湯船に入るのは避けたほうが良いでしょう。

逆に、仕事や家事を始める前などに、朝風呂で熱いお湯に短時間入ると、眠気が覚めてスッキリします。

 

(1)(2)

一部出典:「運動とお風呂のいい関係」P.8

http://www.toshiken.com/bath/series/pdf/vol5/yokuiku05_all.pdf

 

  • 入浴時の注意点

入浴前と後には水分補給をしっかり行うようにしましょう。水分が不足すると、脱水症状を起こすおそれがあります。入浴して発汗すると体内の水分が失われるため、事前に300~500ml程度の水分を取っておくと良いでしょう。長時間入浴するときは、浴槽内にペットボトルの水などを持ち込み、こまめな水分補給を心がけてください。

 

入浴前には、体の汚れを洗い落とすだけでなく、お湯に体を慣らしてから入浴することが大切です。かけ湯は、心臓に遠い位置から行いましょう。急な温度の変化による心臓発作などの危険を防ぐことができます。

湯船には15~30分程度の時間を目安につかるようにしましょう。お風呂にゆっくりつかることで、リラックス効果は高まります。しかし、30分以上の長風呂は水圧により内臓に負担がかかったり、皮脂が蒸発して、肌の乾燥につながったりするので避けましょう。また、高温浴をする場合は、血管が収縮し、血圧が上がるため、心筋梗塞になるリスクが高まるおそれもあります。

 

リラックスするのに効果的な入浴方法

バスタイムをもっと上質なものにするために、入浴方法を工夫してみましょう。全身浴、半身浴、寝浴の方法と効果についてご紹介します。

 

  • 全身浴

肩までお湯につかる一般的な入浴方法です。全身が温まることはもちろん、ほかの入浴方法と比べて消費カロリーが高く、体の引き締め効果が期待できます。また、血行を良くし、老廃物が排出されやすいと言われています。

のぼせやすいため、全身浴の際には長風呂はせず、10分程度の入浴にとどめましょう(3)。

 

  • 半身浴

胸下あたりの水位までお湯につかる入浴方法です。浴槽内にイスを置いて座ると、半身浴がしやすくなります。体への負担が少ないため、半身浴の場合は20~30分かけてゆっくり入浴できます(4)。

38~40度程のお湯でゆっくりと半身浴をしてみましょう。副交感神経が活性化され、リラックス効果が期待できます。長時間入浴するときは、肩にタオルをかけて体温を維持したり、お湯を足したりしてお湯がぬるくなりすぎないように工夫しましょう。

 

(3)(4)

一部出典:「運動とお風呂のいい関係」P.7

http://www.toshiken.com/bath/series/pdf/vol5/yokuiku05_all.pdf

 

  • 寝浴

寝浴は、仰向けになって寝る姿勢で入浴する方法です。全身でお湯の浮力を感じてリラックスできるでしょう。浴槽の中央にイスを置いてお尻を乗せ、仰向けのまま寝転がるようにして、浅く全身をお湯につけます。水圧による体の負担は少ないため、20~30分程、ゆっくり入ると疲れが取れやすいとされています。

 

お好みの香りや音楽、リラックスグッズで上質なバスタイムを

入浴剤やアロマキャンドルなど、グッズを活用すると、リラックス効果をより高めることができます。手軽なものから取り入れてみると良いでしょう。

  • 入浴剤を入れる

入浴剤を湯船に入れて香りを楽しむと、日常のストレス解消や疲労回復につながります。入浴剤の種類はさまざまですが、自分がリラックスできる香りを選んでみてください。おすすめは、ラベンダーやグレープフルーツなど、自然の香りを使用したアロマ入浴剤です。お風呂に入れると、植物の有効成分が心身を落ち着かせてくれるでしょう。

また、塩やしょうが、ゆず、りんご、緑茶、日本酒、ワインなども入浴剤として使用できるので、自宅にあるものを試してみてください。そのほか、柿の葉を洗って布袋に入れ、湯船に浮かべる柿の葉風呂や、入浴用の昆布をお湯に混ぜた昆布風呂など、入浴剤で季節感を楽しむのもおすすめです。

 

  • アロマキャンドル

アロマキャンドルには、湯船に浮かべて使用できるものがあります。浴室の電気を暗くし、アロマキャンドルの揺れる炎を見つめながら、香りを楽しんでみてください。心が穏やかになり、リラックス効果を高められるでしょう。

アロマキャンドルに火をつけるときや消すときは、やけどに十分気をつけましょう。また、入浴時は換気扇をまわすようにしてください。浴室を締め切った状態でたくさんのアロマキャンドルを長時間使用すると、一酸化炭素中毒になるおそれもあります。また、火事の危険性もありますので、可燃物はキャンドルのそばに置かないように注意しましょう。

 

  • 音楽を流す

お風呂用の防水プレイヤーを使用し、浴室で音楽を聴くのもおすすめです。CDプレイヤーのほかにも、スマホを入れて使える防水スピーカーや、湯船に浮かべて使えるワイヤレススピーカーもあります。入浴中にお気に入りの音楽を流すと、心地良い時間を過ごせます。自分が好きな音楽のほか、心身を癒やす効果が期待できるヒーリングミュージックなどを取り入れてみると、よりリラックスできるかもしれません。

 

  • グッズを使用する

・美顔ローラー

顔や体に転がして使う美顔ローラーは、血の巡りを良くし、リンパの流れを促進します。体のむくみ解消や小顔などに効果があるアイテムです。血行が良くなっている入浴中に行うと、より高い効果が期待できます。お風呂用の防水加工タイプの美顔ローラーも販売されているので、試してみてください。

 

・バスピロー

お風呂で浴槽にもたれかかってリラックスしたくても、浴槽の角が当たって心地良く入浴できないときはありませんか?そんなときはバスピローを使用するのがおすすめです。バスピローはお風呂場用の枕で、防水性のあるビニールや、肌触りの良いスポンジ、通気性に優れたメッシュ素材などでできています。バスピローに頭を乗せてもたれかかることで、ゆっくりと眠るように入浴できるだけでなく、首や肩のコリなどをやわらげる効果も期待できます。

 

極上のバスタイムで、1日の疲れをリセット

入浴方法を工夫したり、グッズを活用したりすると、バスタイムをよりリラックスして過ごすことができるでしょう。忙しくて湯船につかる時間がないときは、足首からひざ下までお湯につかる「足湯」を行うだけでも体の疲れを軽減できます。

今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ上質なバスタイムを過ごしてください。