目元が乾燥する原因とは?保湿力の高い化粧品の選び方とケアの仕方

目元が乾燥する原因とは?保湿力の高い化粧品の選び方とケアの仕方

2018年7月27日

この記事の監修者
形成外科医
後藤真理 先生

もともと乾燥しやすいのに、年齢を重ねるとさらに乾燥する目元。お肌の乾燥は、女性にとって大敵です。「カサついている?」「しわができた?」と気づいたら、すぐに対策を始めましょう。顔の中でも特に目のまわりが乾燥すると、肌がハリを失い、小じわができてしまいます。目元に小じわがある人はどうしても年齢より老けて見られがち。そのような状態になる前に目元のお手入れをすることが大切です。

この記事では、目元ケアに効果的な化粧品の選び方やケアの方法をご紹介します。

目元の皮膚が乾燥する原因とは

なぜ目元は乾燥しやすいのでしょうか。適切なケアをするためにも、乾燥する原因を知っておきましょう。

 

  • 皮膚が薄くダメージを受けやすい

もともと顔の皮膚は手足などに比べて薄いのですが、特に目元は薄く、顔のほかの部分と比べても3分の1程度の厚みしかありません。わずか0.5~0.6mmほどです。そのため紫外線などのダメージを受けやすく、すぐに乾燥するという弱点があります。

 

  • 水分をたくわえられない

皮膚の外側に位置する角質層には、細胞に水分をたくわえる働きがあります。ところが皮膚が薄い目元は角質層も薄く、保水力は弱めです。

さらに目元には皮脂腺も少なく、皮脂の分泌があまりありません。皮脂は皮膚にバリアを張って水分の蒸発を防ぐ働きをしてくれます。つまり目元には、水分をたくわえにくい条件が揃っているというわけです。

角質層を形成する角質細胞の働きは年齢とともに低下しますので、保水力もどんどん弱くなっていきます。年齢を重ねるほど乾燥しやすくなるのは、こうした理由です。

 

  • 摩擦に弱い

皮膚が薄いため、目元には「摩擦の刺激に弱い」という特徴もあります。それなのに、目がかゆいときや疲れたとき、違和感のあるときなどは、無意識のうちに目をこすってしまいがちです。さらに、アイメイクをするときや洗顔、クレンジング、アイメイク落としをするときに、コットンでごしごしこすってしまう人がいます。

こうした刺激は、肌のバリア機能を低下させます。バリア機能が低下すると角質層の水分が蒸発し、かゆみを伴ったり、皮膚炎などの症状を引き起こしたりすることがあります。顔のお手入れをするときや化粧を落とす際には、十分な注意が必要です。

目元の乾燥に効果的な化粧品の選び方

目元の乾燥を放置しておくと、小じわができて消えなくなったりクマができやすくなったりします。そうならないように早速対策を取りましょう。まずは目元の乾燥を防ぐのに効果が期待できる化粧品の選び方からご説明します。

 

  • 保湿成分に注目して選ぶ

乾燥から肌を守るためには、保湿が第一です。そのため、保湿成分や保湿エキスを含む基礎化粧品を選ぶのが基本です。保湿成分として知られているものには「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「アミノ酸」などがあります。中でもセラミドは高い保湿力を誇ります。ただし、化粧品を選ぶ際は肌との相性を考えることも大切です。「敏感肌用」「乾燥肌用」「脂性肌(オイリー肌)用」などブランドごとのラインナップから、自分に合ったシリーズを選びましょう。

 

  • 目元専用の化粧品を選ぶ

アイクリームなど、皮膚の薄い目元専用の美容液でお手入れをすることも一つの方法です。目元専用なので、保湿力は抜群。中でも有効成分の浸透力を高めながら新陳代謝を促すビタミンC誘導体を含むものや、肌のターンオーバーやコラーゲンの産生を促進するレチノール誘導体の配合されたものがおすすめです。ターンオーバーが正常に促され、目元のハリが保たれると、クマやくすみの改善効果も期待できます。

 

逆に含まれていないほうが望ましい成分としては、防腐剤、タール色素、石油系界面活性剤などが挙げられます。いずれも肌にとっては負担になるものです。皮膚が薄くデリケートな目元だからこそ、よく成分をチェックして選ぶようにしましょう。

 

どうしても肌が敏感で市販の化粧品が合わないという場合は、ワセリンで代用できます。ワセリンは皮膚科の治療でも使われる低刺激な保湿剤で、目元などのデリケートな部分にも使用もできます。

 

目元の乾燥に効果的なケアの方法

乾燥を感じる目元には、毎日のケアが大切です。ここでは、効果的なケアの方法をお伝えします。

 

  • 目元に蒸しタオルを当てる

一日の終わり、目元のケアを始める前におすすめしたいのが蒸しタオルです。熱いお湯にタオルを浸してぎゅっと絞ったり、水で濡らして絞ったタオルをレンジでチンして温めたりして、5分ほど目元に当てましょう。ほんわりと気持ちのよい蒸気が目元の血行を良くし、筋肉をゆるめてくれます。

 

血行が良くなると、ケアに使う化粧品の成分が浸透しやすくなり、目の疲れやクマの解消効果が期待できます。さらに、心地よい温もりによって副交感神経が優位に働くので、リラックスした時間を過ごすことができるでしょう。

 

  • アイクリームなどで丁寧にケアする

気持ちがリラックスし、目元の血行が良くなったところで化粧品を使ったケアへと進みましょう。化粧水、乳液、美容液、アイクリームなどを目元の皮膚に丁寧になじませ、浸透させていきます。目の下だけでなく、目尻やまぶたもお忘れなく。スペシャルケアとして、化粧水をコットンに含ませてパックをしても良いでしょう。浸透させるときに気をつけたいのが、指の動かし方です。刺激に弱い目元には、人差し指よりも力の入りにくい薬指でそっとケアをすることをおすすめします。

目元の乾燥を目立たなくするメイクのコツ

外出の予定があるのに目元の乾燥が気になるというときは、メイクでカバーしましょう。ここでは、乾燥を目立たなくするメイクのコツをご紹介します。

 

  • 十分に保湿する

メイクの前には、化粧水や美容液での十分な保湿を心がけましょう。その後、乳液やクリームを使って保湿成分を閉じ込め、潤いが保たれるようにします。アイクリームや目元専用の美容液を使い、さらに目元だけ集中して保湿しておくと乾燥や化粧崩れ対策としても有効です。

 

  • 保湿成分の高い化粧品を使う

ファンデーションやコンシーラーなどの化粧品も、チェックポイントは「保湿」です。ミネラル成分が配合されたファンデーションなど、保湿効果の高いものを選びましょう。

 

  • メイクの厚塗りに注意する

ファンデーションやコンシーラーは厚塗りにならないように気をつけ、薄く丁寧につけることがポイントです。乾燥や小じわがあると、つい「目立たないようにしたい」と思って厚く塗りたくなるものですが、厚塗りをすると目元の皮膚の負担になるだけでなく、さらなる乾燥を招いてしまいます。つまり、メイクの厚塗りは逆効果ということです。

 

  • メイク後に乳液、美容液をひと塗りする

最後の仕上げとして、乳液、美容液、アイクリーム、オイルなどを指に取り、メイクの上から目元に優しくなじませましょう。指を左右に動かすとせっかくのメイクが取れてしまうおそれがあるので、そっと押すようにして浸透させることがポイントです。このひと手間が乾燥を防ぐ働きをします。

また、化粧直しのときに目元の乾燥や小じわが目立つのを感じたら、乳液やクリームでケアをしましょう。水分と油分をバランス良く含んだ乳液を小びんなどに移し替えて持ち歩くと、肌全体の乾燥に使えるので便利です。できれば綿棒があると、目元に塗るのも、塗りすぎた分を取り除くのにも楽でしょう。綿棒がない場合は指で塗り、余分はティッシュで吸い取ってください。

 

目元の乾燥に気づいたら保湿第一で丁寧なケアを

老け顔につながる目元の乾燥やしわ。気づいたら、保湿を第一にしたケアを始めましょう。保湿力の高い基礎化粧品を使うことはもちろん、アイクリームなど目元専用の化粧品も効果的。メイク用品も、保湿にこだわって選ぶことがポイントです。

ただし、目元の皮膚はとても薄くてデリケート。強く押したりこすったりすると、乾燥を悪化させ、クマなど色素沈着の原因になります。化粧品を使用するときは、ごしごしこすらないように気をつけ、薄い皮膚を刺激しないようにしましょう。また、蒸しタオルでのケアは、疲れ目やクマにもおすすめです。目元は第一印象に大きく影響します。毎日の丁寧なケアで、ハリのある肌を保ちましょう。


この記事の監修者
形成外科医
後藤真理 先生