知っていますか?毛穴の正体

知っていますか?毛穴の正体

2018年4月4日

この記事の監修者
薬剤師・アロマセラピスト
三矢朝美 先生

最近頬の毛穴が目立つ、鼻の毛穴が黒ずんでいる、Tゾーンがテカる…など鏡を見るたび、落ち込んでいませんか。30歳を過ぎると、皮脂や乾燥による毛穴詰まりが起きたり、初期老化により肌がたるんで、頰の毛穴も大きく伸びてしまいます。
毛穴は誰しも同じようにあるものですが、目立ってしまうか目立たないかは、お手入れ次第。毛穴のことを知り、適切なスキンケアをして、上手に付き合っていくことが大切です。

 

毛穴の数は赤ちゃんも大人も同じ!

10代のころは毛穴が目立たなかったのに、大人になるにつれ目立つようになってきたのは、毛穴の数が増えたから?と思いがちですが、実は毛穴の数はお母さんのお腹の中にいるときから決まっており、大人になっても変わりません。毛穴は肌の1平方センチメートルにおよそ20個あり、顔だけで約20万個もあると言われています。もっとも多いところは頭皮、次に多いのはTゾーン(額と鼻の周り)です。赤ちゃんの肌は毛穴などないかのようにスベスベですが、目立たないだけで毛穴の数は同じ。ですから毛穴が目立つ、肌がテカりやすいなどの毛穴トラブルは、毛穴の数ではなく、毛穴の開き具合や皮脂腺が関係しているのです。

赤ちゃんのころから毛穴の数は変わらないけれど、毛穴から分泌される皮脂量は成長するにつれて増えていきます。そして思春期を迎える10代半ばから20代前半までをピークに徐々に減っていき、50代では20代の分泌量の半分以下になります。

皮脂は皮脂腺が発達している部位で多く分泌されます。一番多いのは頭皮ですが、次に発達しているのが顔の皮脂腺です。顔の中でもTゾーンは皮脂の分泌量が多いため、毛穴が目立って感じられ、黒ずみや詰まりなどの原因にもなりやすいのです。皮脂量は年代によって変化しますので、それに伴って起こる毛穴のトラブルも変化します。

 

【10代後半~20代】
皮脂量がピークを迎えます。毛穴がもっとも開きやすい状態であるため、皮脂や老廃物、古い角質などが詰まりやすくなります。詰まった毛穴に繁殖した雑菌は、ニキビの原因になることも。また、Tゾーンなどに酸化した皮脂がたまってできる黒ずみ毛穴も発生します。

 

【30代】
皮脂量は少しずつ減少し、肌は乾燥傾向に。紫外線などの外的な影響も受け、肌の乾燥が進み、ハリや潤いが失われていきます。頬などの肌がたるみ、毛穴は大きく開いてしまうことで目立つようになってしまいます。

 

【40代】
40代はターンオーバー(肌の生まれ変わり)がスムーズにいかなくなり、毛穴に古い角質や老廃物がたまりやすくなります。汚れた毛穴が乾燥や加齢によってたるみ、肌全体がくすんだ印象に。

 

【50~60代】
皮脂量は20代の半分以下に。肌の乾燥が進み、毛穴がより目立つようになります。更年期障害などでホルモンバランスが乱れ、毛穴だけでなく、くすみやシワ、たるみなど、肌に様々なトラブルが現れます。

 

毛穴が目立つ原因

毛穴が目立って見えてしまうのは、毛穴が開くから。毛穴が開いてしまう原因は、主に3つに分けられます。

【原因①…皮脂過剰】
顔の中で最も皮脂の分泌が多いTゾーンは、毛穴が一番開きやすく目立ちやすい部位です。乾燥肌だけどTゾーンはテカりやすいという方は、皮脂が過剰に分泌している可能性があります。皮脂が過剰に分泌すると、皮脂の出口である毛穴も大きく開いてしまいます。開いた毛穴には余分な皮脂や老廃物がたまり、それが酸化して毛穴は黒ずんでいきます。

 

【原因②…乾燥】
赤ちゃんの肌の毛穴が目立たないのは、潤いで満たされ、キメが整っているからです。皮膚の表面にある角質層が水分で充分に満たされていると、肌はふっくらと柔らかくキメ細かい肌になるのです。加齢や紫外線の影響で、角質層の水分が不足して肌が乾燥し、キメが粗くなると、毛穴周辺の肌がゆるむため、毛穴が開いてしまいます。

 

【原因③…たるみ】
紫外線や加齢の影響で弾力が減ってくると肌のハリを保てなくなり、毛穴周辺がくぼみ毛穴が大きく開いてしまいます。毛穴はもともとは円形ですが、肌のたるみが進行すると、しずくのような縦長の楕円形になってしまいます。これは重力で肌が下に引っ張られてしまうためで、頬の部分がなりやすい傾向にあります。縦長の毛穴がさらにたるみ、くっついてしまうと、深いシワのように見えることもあります。

 

スキンケアで毛穴を改善!

開いた毛穴をキュッと引き締めるには、正しいスキンケアを行うことが大切です。今までのスキンケアを見直して、毛穴が目立たないキメの整った肌を手に入れましょう!

 

【見直し①…「洗う」】
まずは、開いた毛穴の汚れを優しく取り除きます。洗顔はお湯だけで済ませず、洗顔料を使って。たっぷり濃密な泡で古い角質や余分な皮脂を取り去ることで、詰まりにくい毛穴に改善しましょう。

 

1.泡の量はたっぷりと。
泡の量が多いほど毛穴の凹凸に入り込んで、古い角質や余分な皮脂、汚れをしっかり絡めとることができます。洗顔料はよく泡立てましょう。

 

2.肌をこすらない。
泡をクッションにし、手が肌に触れないように肌になじませます。テカりや黒ずみが気になるからと言って、Tゾーンや小鼻を強くこするのはNG。摩擦の刺激により毛穴が開いたり、皮脂が過剰に分泌される原因になります。

 

【見直し②…「補う」】
開いた毛穴の汚れを取り除いたら、化粧水でキュッと引き締めましょう。乾燥による毛穴には、「保湿」ケアが欠かせません。角質層を水分で満たすことで肌がふっくらと柔らかくなり、毛穴が目立たなくなります。また、年齢を重ねると、肌を支えるコラーゲンやエラスチンの量が減少し、ハリと弾力を失っていきます。肌がたるむと、毛穴は大きく開き、目立ちやすくなります。毛穴の目立ちを抑えるには、肌本来の機能を高め、肌にハリや潤いを取り戻すエイジングケアを取り入れることが必要です。

 

1.高保湿の「ヒアルロン酸」「セラミド」など配合の化粧水を。
毛穴ケアに大切なのは、何よりも角質層の水分量をアップさせることです。セラミドやヒアルロン酸など、保湿力の高い成分が配合された化粧水が効果的です。肌をふっくらと水分で満たし、毛穴が目立ちにくい肌に。

 

2.日中も保湿ケアを欠かさない。
夕方になると毛穴や肌のくすみが気になりませんか?スキンケアやメイクをしてから時間が経つと肌表面が乾き、皮脂が過剰に分泌されるため、メイクが崩れ、毛穴が目立ちやすくなったり、肌がくすんで見えてしまいます。日中も加湿器やミスト化粧水などで、肌の水分を保つようにしましょう。

 

3.「ビタミンC誘導体」でローションパック。
「ビタミンC誘導体」は、過剰な皮脂分泌をコントロールする、メラニンを還元する、コラーゲンの産生をサポートするなど、肌に大切な作用が一度にできる優れもの。つまり黒ずみ毛穴も乾燥による毛穴も、たるみ毛穴も改善することができる、毛穴ケアに最適な成分です。だから「ビタミンC誘導体」を化粧水でぜひ取り入れましょう。肌のすみずみまで「ビタミンC誘導体」を届け、毛穴の引き締めも期待できるローションパックがおすすめです。

 

気温や湿度が上昇する春から夏にかけては、汗をかき、毛穴が開きやすくなるので、毛穴トラブルも増加します。ぜひ正しいスキンケアを実践してみてください。毎日の積み重ねが、毛穴改善の近道です!