スムージーの効果を最大限にする、正しい飲み方と注意点

スムージーの効果を最大限にする、正しい飲み方と注意点

この記事の監修者
トータルケアサロン La-mahina 代表
柴田桂 先生

美容や健康を気遣う女性を中心に人気が高い飲み物といえば、野菜や果物で作ったスムージーです。美容や健康面に効果があるとされるだけでなく、おいしくて飲みごたえもあるため、朝食やオヤツとして飲む人もいます。

スムージーはカフェやコンビニなどで気軽に購入できますが、自分でも簡単に作ることが可能です。新鮮な野菜や果物で手作りしたスムージーは、おいしさも格別!

今回は、スムージーが体に与える効果や理想的な飲み方、スムージーに向いている食材などについてご紹介します。

スムージーで得られる体にいい効果とは?

スムージーを飲むと、どのような効果が期待できるのでしょうか。まずは、スムージーを飲むことで得られる体へのメリットについてご説明します。

 

  • スムージーとは

スムージーとは、野菜や果物をミキサーにかけて作った飲み物です。もともとは凍らせた野菜や果物をミキサーにかける程度でしたが、近年では生の野菜や果物と、牛乳やアイスクリーム、ヨーグルト、豆乳、氷などを混ぜて作るなど、バリエーションが豊富になっています。特に「グリーンスムージー」は、主に生の緑黄色野菜と果物、水をミキサーで混ぜ合わせて作ったもので、ダイエットなどに効果があるといわれます。

 

  • スムージーのメリット

スムージーを飲む最大のメリットは、野菜や果物の栄養素をほぼそのまま摂取できることです。野菜や果物は栄養が豊富ですが、調理方法によっては栄養素が損なわれることがあります。例えば、水溶性ビタミンは、加熱調理をすると栄養素が大きく損失してしまいます。その点、スムージーなら栄養素をほぼ壊すことなく、体内に取り込むことが可能です。

また、ミキサーにかけてジュースにすることで、野菜や果物のかさが減って一度にたくさんの量を取ることができます。

 

スムージーを作る際に使う野菜や果物は自由に組み合わせられます。そのため、旬の素材はもちろん、体に不足している栄養素や好みの味を優先して材料を選べます。

 

もうひとつのメリットは、日常生活の中で続けやすい点です。食材をミキサーにかけるだけで栄養満点のおいしいドリンクができるので、忙しい人でも無理なく日々の習慣として取り入れられます。

 

  • スムージーの効果

スムージーには体に良い効果がたくさんあります。代表的なものは、腸内環境を整える効果です。生の野菜や果物で作ったスムージーには酵素が豊富に含まれており、腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やす働きをしてくれます。さらにスムージーには、善玉菌のエサである食物繊維もたっぷり入っています。そのため、スムージーを取ることで、善玉菌が増えて腸内環境が整いやすくなります。

 

腸内環境が整うと、美肌効果も期待できます。腸内環境が改善されると、吹き出物が減ったり肌のくすみがなくなったりして、肌の改善にもつながります。また、スムージーの材料である生の野菜や果物には、リコピン・カプサイシン・アントシアニン・クロロフィルなど美肌に役立つ栄養素がたくさん含まれています。これらの成分によって新陳代謝が活発になり、肌トラブル解消効果が期待できます。

 

さらにスムージーには、アンチエイジング効果も期待できます。スムージーに使用される野菜や果物には、βカロテン・ビタミンC・ビタミンEなどの抗酸化物質がたっぷりと含まれています。これらの抗酸化物質は体の酸化を防ぎ、アンチエイジング効果があるといわれます。スムージーで多彩な食材を一度に摂取すれば、抗酸化物質が効率的に体内に吸収され、美と健康に良い効果をもたらすでしょう。

 

スムージーの正しい飲み方と注意点

スムージーには体に良い効果がたくさんあることがわかりました。せっかく飲むなら、その効果を最大限に活用したいですよね。そこで、スムージーの効果を最大化させる理想的な飲み方をご紹介します。

 

  • 飲む直前に作る

スムージーは、生の野菜や果物、または冷凍野菜・冷凍果物を使っているため、新鮮なうちに飲むのがベストです。作ったまま放置しておくと栄養価が落ちたり、酸化して味が変わったりしてしまいます。作り置きせずに、飲む直前に飲む分量だけを作りましょう。

 

  • 美容と健康を優先するなら氷を入れない

凍った食材や氷を使って作ったスムージーは、口当たりがさっぱりしておいしく飲めます。しかし、食材の栄養素の力を最大限生かして体に優しく飲むなら、常温がおすすめです。スムージーに限らず、冷たい飲み物は体を冷やし、代謝を下げる原因となります。できれば常温のスムージーを飲んで、美と健康への効果を生かしましょう。

 

・温かいスムージーもOK

寒い時季には、温かいスムージーにトライしてみましょう。温かい飲み物は体を温めるだけでなく、ポリフェノールやリコピンなどの栄養素を吸収しやすくなるといわれます。

 

  • 噛みながら飲む

スムージーはドリンクなので本来は噛む必要はありませんが、咀嚼(そしゃく)することによるメリットもあります。咀嚼には、「ヒスタミン」という神経伝達物質の分泌を促し、食欲をコントロールしたり、エネルギー代謝を上げたりする効果が指摘されています。また、消化酵素の分泌を促す働きもあります。

 

  • 食事と一緒に取る

ダイエット目的でスムージーを食事と置き換える人もいますが、あまりおすすめできません。なぜなら、スムージーだけでは体に必要なエネルギーが不足して代謝が落ち、かえって痩せにくい体質になるおそれがあるからです。

また、「スムージーしか飲んでいないから」という理由で運動をしないと、筋力が落ちてやはり痩せにくくなる可能性があります。ダイエット中でも、適度な食事と運動は必要です。ダイエット目的でスムージーを飲むなら、食事と置き換えるのではなく、食前に咀嚼しながら飲めば、満腹感を得られて食事量を抑えられるでしょう。

 

  • 同じものばかりを飲まない

同じ材料のスムージーばかり飲むことは、偏食と同じです。体に良い栄養素を取れるとはいえ、偏った食生活を続けると、不足する栄養素が出てきます。できれば、旬の野菜や果物を中心にさまざまな食材を使って作りましょう。

 

  • 飲むのは週に何回かでOK

美容と健康に効果的といわれるスムージーですが、毎日飲むのは控えたほうが良いでしょう。なぜなら、食物繊維の取りすぎで体の調子が悪くなる人もいるからです。胃腸の弱い人が食物繊維を摂取しすぎると、おなかが張ったような感じになることがあります。そのような場合は、スムージーではなく「コールドプレス」や「ジューサー」で絞ったもののような、食物繊維を取り除いた飲み物のほうが適しています。

偏った飲み方を避け、さまざまな栄養素を取れるように、適度にバランスよく飲むのが理想的です。

 

スムージーにおすすめの食材

スムージーにぴったりのおすすめ食材を四季に合わせてピックアップしました。自分の好みや体調に合わせて、取り入れてみてください。

 

  • 春におすすめの食材

・キャベツ

キャベツには「抗潰瘍性ビタミン」と呼ばれるビタミンUや、美肌効果で知られるビタミンCが含まれています。さらに食物繊維も豊富に含んでいるため、腸内環境を整える働きがあります。セロリや水菜などの野菜と相性が良いので、好みに応じて合わせてみても良いでしょう。野菜の青臭さが気になる場合は、パイナップルやレモンなどを入れると飲みやすくなります。

 

・イチゴ

イチゴはビタミンCの宝庫です。スムージーに使う場合は、ヨーグルト・牛乳・はちみつと一緒に作ると、おいしくて栄養バランスが取れた一杯になります。

 

  • 夏におすすめの食材

・トマト

トマトにたっぷり含まれるリコピンは、抗酸化作用が高くアンチエイジングに必須の栄養素です。また、トマトはビタミン類も豊富で、血液をサラサラにして代謝を高めるほか、ダイエットにも効果があるといわれます。スイカと組み合わせると甘みがプラスされて飲みやすく、むくみ解消も期待できるでしょう。

 

・アボカド

メキシコ産のものなら、通年店頭に並んでいます。アボカドはビタミン類やミネラル類が豊富で、良質のオレイン酸を含んでいます。リンゴのような程よい甘みの果物と組み合わせると、飲みやすくなります。

 

  • 秋におすすめの食材

・ニンジン

ニンジンはβカロテンが豊富で、ダイエットや美肌効果が期待できます。スーパーなどで通年購入でき、料理の使い勝手が良いため無駄にならないのも魅力です。グレープフルーツと組み合わせると、爽やかな酸味と甘みが加わっておいしくなります。

 

・リンゴ

リンゴは食物繊維が多く、腸内環境を整えるのにぴったりです。さらに、抗酸化作用が高いポリフェノールも含まれており、アンチエイジング効果も期待できます。リンゴの甘みは、ほかの食材と組み合わせることでスムージーを飲みやすくさせます。ホウレン草など一種類だけでは口にしづらい緑色の野菜と組み合わせれば、味だけでなく栄養価もアップします。

 

・柿

柿は免疫力を高めるといわれるビタミンAをはじめ、ビタミンCや、むくみ解消に効果的なカリウムが豊富です。甘みが強い食材なので、リンゴやミカンなどと合わせてフルーツスムージーにしたり、緑の野菜と組み合わせてヘルシーに仕上げたりするのが良いでしょう。

 

  • 冬におすすめの食材

・小松菜

小松菜はカルシウム・βカロテン・葉酸・ビタミンC・鉄分など栄養素が豊富なので、ぜひスムージーに取り入れたい食材です。バナナと組み合わせれば、小松菜特有の匂いが緩和されて飲みやすくなります。

 

  • 作り方のポイント

秋冬の寒い時季は、体を冷やさないように心がける必要があります。スムージーは常温かホットにして飲む、冬に夏の野菜やフルーツばかり入れて飲まないなど、工夫をしてみましょう。

また、果物を多く使うと飲みやすくなりますが、糖質やカロリーも多くなります。糖質が多い果物の量には注意しょう。

 

手軽なスムージーで美と健康を手に入れよう

スムージーは、野菜や果物をミキサーにかけるだけで作れるという手軽さに加えて、体に良い栄養素をたくさん摂取できるという点が人気の理由です。野菜が不足しがちな現代人にとっては、魅力的なドリンクといえるでしょう。

また、材料を自分で選べば、ダイエットや美肌など目的別のスムージーを自分好みの味に仕上げることも可能です。組み合わせは自由自在。いろいろ試しながら、自分にぴったりな一杯を見つけてみませんか。


この記事の監修者
トータルケアサロン La-mahina 代表
柴田桂 先生