UVケアは、夏より冬のほうが重要!?

UVケアは、夏より冬のほうが重要!?

2018年1月31日

この記事の監修者
薬剤師・アロマセラピスト
三矢朝美 先生

紫外線対策は、日差しの強い夏だけのものと思っていませんか。
太陽は一年中出ているので、紫外線は冬でも毎日降り注いでいます。
夏ほど紫外線は強くないから大丈夫、と油断している方も多いと思いますが、
UV
ケアをせず無防備な状態で紫外線を浴び続けていると、
肌は夏よりもダメージを受けているかも…。冬でもしっかり
UVケアをして、美肌を守り抜きましょう!

冬に浴びる紫外線量のほうが多い?

紫外線量は、グラフのように7月をピークに下がり、12~1月は、
1/5程度の量になります。しかし紫外線ダメージは、
「紫外線の照射の強さ×紫外線を浴びている時間」で決まります。
例えば、7月に1時間日差しのもとにいるとすると、
UV-B量25×1H=25の紫外線ダメージを受けることになります。
そして1月に5時間日差しのもとにいるとすると、
UV-B量5×5H=25の紫外線ダメージとなり、
7月の1時間の外出とほぼ同じ紫外線ダメージを受けていることになるのです。

日差しの強さを感じやすい夏は短時間の外出でも、
意識してUVケアをされる方が多いのですが、
冬は怠りがちになってしまうので、注意が必要です。
特に冬のレジャーであるスキーは要注意!
標高が高い雪山は、紫外線量がぐんとアップするうえ、
雪面の紫外線反射量は新雪で80%と言われています
(アスファルトは10%、水面は10~20%、土は10%以下)。
ゴーグル焼けなどしないために、しっかりと日焼け止めを塗りましょう。

肌に影響を及ぼす2つの紫外線

紫外線は、波長の違いによって、UV-A波とUV-B波に分けられます。
UV-A波はオゾン層にあまり吸収されず地表に達しますが、
UV-B波はオゾン層にたくさん吸収され、残りが地表に達します。
太陽の光が長い間オゾン層を通る冬は、UV-B波は弱くなりますが、
吸収が少ないUV-A波は、冬でも夏の1/2程度の量が降り注いでいます。
UV-A波は全紫外線の95%を占め、波長が長く、肌の奥の真皮層にまで達するため、
ハリや弾力を生み出す肌細胞を深く傷つける特徴があります。
その結果、シワやたるみ、シミなどの深刻な肌トラブルを招くことになります。
UV₋B波は、全紫外線の約5%を占めます。
大半が肌の表面で吸収されるため、日焼けやシミ・そばかすなどの原因となります。


UV-A波 …肌の深部にまで達し、たるみやシワ、シミの原因に!
UV-B波…肌の表面に炎症を起こし、日焼けやシミの原因に!

 

冬の紫外線対策3つのポイント

①しっかりと保湿をする
冬の紫外線対策で一番大切なことは「保湿」です。
冬は肌が乾燥しがち。乾燥すると、肌を守るバリア機能が低下し、
健康な肌よりも紫外線によるダメージを受けやすくなります。
肌のバリア機能が十分に働かない状態で紫外線を浴びてしまうと、
シミやシワ、たるみなど、深刻なダメージが起こりやすくなってしまうのです。
紫外線によるダメージを最小限に抑えるためには、
UVケアの前に保湿ケアをしっかり行いましょう。
②日焼け止めクリームは優しいものを
UVケアに欠かせない日焼け止めですが、冬は、日差しの強い夏に使用するような
SPF50などの数値の高いものを日常的に使うのは避けましょう。
数値が高くなると、それだけ肌に負担がかかってしまいますので、
買い物などのちょっとしたおでかけの際は、SPF20ぐらいの日焼け止めで十分。
地表からの反射が起こりやすい雪山でのスキーや、ゴルフなどのアウトドアスポーツに
出かける時は、夏と同様にPA値やSPF値が高い日焼け止めを使いましょう。
太陽の高さが低くなる冬は、あらゆる角度から紫外線を浴びてしまう可能性があります
ので、首筋や耳の後ろなどにも塗るのを忘れずに。
また、乾燥は大敵ですので、保湿成分が配合されている日焼け止めを選びましょう。

冬にわざわざ日焼け止めを塗るのが面倒という方は、
日焼け止めの役割も兼ね備えたBBクリームがおすすめです。
ちょっとした外出なら、日焼け止めとファンデーションいらずで、
簡単に紫外線対策を行うことができるので、とても便利です。

<「SPF」と「PA」とは?>
「SPF」と「PA」は、紫外線を防ぐ効果の指標です。

「SPF」…UV-B波の防止効果を示したもの。数値が高いほど、防御効果が高くなります。

「PA」…UV-A波の防止効果を示したもの。「+」が多いほど、防御効果が高くなります。

SPFとPAの値が両方高いものが紫外線防止には効果が高いとされます。
国内最高値として認められているのは、「SPF50+・PA++++」です。
③抗酸化成分が含まれる食材を摂る
紫外線を浴びると肌や体内で活性酸素が増えて、シミやソバカスなど、
肌老化の原因になります。活性酸素を取り除くには、
ビタミンCやカロテノイドなどの抗酸化成分を豊富に含んだ野菜や果物を、
積極的に摂るのが効果的です。
ビタミンCは、その他にもメラニン色素の生成を抑制しシミを出来にくくしたり、
コラーゲンの合成を助けて乾燥によるシワを防いでくれる効果もありますが、
体内で作り出すことができないので、食事などからしっかり摂取する必要があります。

<ビタミンCを豊富に含む食材>

野菜…パプリカ、パセリ、ケール、ブロッコリー

果物…ミカン、イチゴ、キウイフルーツ など


<カロテノイドを豊富に含む食材>

野菜…ケール、ホウレン草、ニンジン、カボチャ、トマト

果物…ミカン、スイカ、マンゴー、パパイヤ など

 

冬から美白ケアを取り入れよう!

冬の紫外線から肌を守り抜くことも大切ですが、
夏の紫外線ダメージがシミとなって肌の表面に現れてくるのが、実は冬。
そのため、この時期には夏に作ってしまったメラニンを肌から排出しておく、
攻めの美白ケアも不可欠なのです。冬は、湿度が夏の半分以下になるので、
肌が乾燥しがちに。乾燥しているとターンオーバーが乱れて、
せっかくの美白ケアの効果が現れにくくなってしまいます。

そこでおすすめなのが、プラセンタ配合の化粧品。
美白成分として有名な「プラセンタ」ですが、保湿効果も高いため、
冬の美白ケアにうってつけなのです。


<プラセンタの効果>
アミノ酸が豊富に含まれており、表皮の角質細胞のなかにある
NMF(天然保湿成分)の生成を促して保湿力をアップする。

●メラニン色素がつくられる過程で大きな役割を持つ「チロシナーゼ」を非活性化させ、メラニン色素の産生を抑えてシミを予防する。

●EGF(上皮細胞増殖因子)などの成長因子が、ターンオーバー(肌の新陳代謝)を早め、若々しい肌をよみがえらせる。

 

UVケアや美白ケアは夏だけのもの…、と油断しがちですが、
冬の紫外線対策が美肌を制す、と言っても過言ではありません。
365日、生活の中にUVケアを取り入れて、いつまでも若々しい肌を手に入れましょう!